不登校の息子とビョーキの母

不登校の息子との現在、統合失調症の母との過去

まじめに、性欲について

2019-12-10 10:09:19 | 日記
小説が強制非公開を食らったことについては今も釈然としない思いでいます。

「小児性欲についての小説を読んだら、子供を性的な存在として見る人が増えて良くない」
とでもよくないとでも言うのでしょうか。

小説を読まなくてもロリコンはロリコンだし、性犯罪をやる奴はやるのです。
抑圧したって欲望はなくなりません。むしろ本やビデオで満足を得られれば、
犯罪にまでは及ばない人もいるんじゃないかと思いますがどうでしょう。

むしろ子供の性欲について当事者の声を聞くことで、
苦しんでいる子供を救う端緒になりはしないでしょうか。

同性愛者は今でこそ市民権を得ていますが(いまだに興味本位で「イジられる」存在ではありますが……)
私が子供の頃、つまり40年くらい前は、まだ世間的には『異常者』という目で見られていた気がします。

BLマンガの先駆ともいうべき『風と木の歌』が連載されていたのもこの頃で、
このマンガのファンだと言って周囲の大人に大いにひんしゅくを買ったのをよく覚えています。

性的嗜好については実体験として書くには抵抗のある人が多いだろうし、
私の小説も臨床心理学的に貴重な文献と捉えてもらってもいいくらいだと思うのですが。

昔読んだ星新一のショートショートで、性欲を失いつつある人類が、
懸命に子供にエロビデオを見せて性教育をするみたいな話がありました。
性欲は悪ではなく、生物の繁殖の原動力なのです。

人は一夜にして子供から大人になるわけではありません。性欲だって徐々に発達してきます。
「とにかく子供に性はダメっ!」
というのは、『子供は純真無垢なもの』と思いたい大人の願望でしかありません。
大人の願望に気づいた子供はおのれの性欲を恥じ、隠そうとします。そうして自信のない子に育つのです。

これは不登校にも共通する側面があります。
『子供は友達に囲まれているのが幸せ』という大人の思い込みに応えられない子供は、
必死に集団にとけ込もうとして壊れていくのです。

私のことを分かってくれる人も少数ですがきっといるはずです。
そういう人に私の小説を読んでもらえればうれしいです。
同じ小説を複数のサイトで発表するのは、読者が多いほど私に似た人に読んでもらえる確率が上がると思うからです。
私はニンゲンが嫌いなわけではなく、集団にとけ込むのが下手なのです。

小児性欲のために大人から嫌われ、罪悪感にさいなまれながら育った子供はたくさんいると思います。
同じ思いで苦しむ子供たちのために、か細い声を上げていきたい。

我が子が性的存在であると認めがたい気持ちはわかります。
私も娘の性器いじりを目撃した時は衝撃でした。

それを思えば、私の親の対応はまだマシな方だったのかなとも思いますが……。