
「宝塚・エリザベート」何回見ても飽きないミュージカルです。
演じる方々は替わっていくけど、
それなりに基礎をふまえながらも個性的であり、素晴らしいです。
主演の瀬奈サン

落ち着いた大人の男役サンになりはったな~~と感心しました。
歌もダンスも、無論お芝居も ビジュアル的にも、
まったく非の打ち所ナシなトートでした。
別に瀬名サンの大ファンというのではないのですが
宝塚のいままで見た中では、私的には好きなトートでした。
優しさと心深さのある人間的なトートサンでした。
(それが良いのか、悪いのかわかりませんが(笑))
本場のは(大阪で見た(笑))悪魔&死そのもののトートでしたが
宝塚歌劇はあれでいいのでしょうね・・・
美しい優しいトートサンでした。

友人は「やっぱりズンコさん(元宙組トップ姿月あさとサン)のがいいわ~~」と 言ってはったけど
私はDVDでしか見てないので、何ともいえない。
タイトルロールの「エリザベート」役は特別出演!
宙組の若手男役、凪七瑠海サン。
オーディションで・・・とありましたが
宝塚歌劇内でのオーディションは、昔から眉唾物ですから(笑)オコラレチャウカナ~



親御さんが有名な歌唱家ということらしく
さすがの歌唱力でした。
私も半世紀近く前の在団中は殆ど歌専だったので、
歌にはチトうるさいのですが
彼女の歌は、歌詞も音程もはっきりしていて、
少しもぶれることがないのが気持ちよかったです。
ただ歌と、芝居の気持ちの持続性に少し問題があって
ぎこちない感じを受けたのは若いから・・・でしょうか。
それと、仕方のないことですが、
男役の体形と表情がとっても気になってしまったのは私だけ?
なんて偉そうに~ですよね。
言うは安しですから、ごめんなさいね。
ストーリーを運ぶルキーニ役の竜 真咲サン。

思った以上の及第点でびっくりでした。
どっちかというと可愛い王子様タイプな人って思っていたので、
あんな濃い役もできるなんて意外でした。
私が一番と思っているのは、初演の時の轟 悠サンですが、
竜サンは勝るとも劣らなかったです。
これからも、もっともっと良くなっていかれるでしょうね。
兎に角、演じさせてもらう事が上達なんですものね・・・
運、根、金、と言われる世界・・・
そこにビジュアルも含まれて(美人とかいうのではなく)
すべてが揃っているのがスター性で、持って生まれたものなのでしょうね。
いくら実力があっても、自力だけで上り詰める事のできない世界。
特にに宝塚歌劇などは、最たる場所でしょう。
しかし、上り詰めても、いずれ退団しなければならない。
それからの人生の方が長いのですから
夢をかなえても・・・ね。
階段の一段にもいけなかった私などが言えることではないですね(笑)
今月は月組なので知人の知人である星条海斗サンも出演しています。
(本人さんとのお付き合いは皆無です)

彼女にトートやルキーニをやらせてあげたいナと思いますが
そーうまくいかないのがこの世界なのであって・・・・。辛いね。
デモ脇役ですが、よくやってはりました。
やはり気になり目がいきます。目立つ人ですから・・・。
成績は抜群、容姿端麗なのになかなかトップ路線を走れない人って
いままでも山ほどもおられます

悲しいですが、それが現実です。
在籍していた者(雑魚でしたが)そんな方々の心は涙が出るほど分かります。
でも、星条サンはフィナーレでのダンスでは最前列に出世していて
、表情豊かなダンスはさすが・・・でした。
負けないでがんばって欲しいですね。

ちょっと残念だったのは、霧矢大夢サン。
フランツヨーゼフ役を意識しすぎていたような気がしました。
あのような役やお衣装は彼女には似合わないようですね。
難しいものです・・・・。
貸切公演招待で 7番目のどセンター・・・とても楽しかったです。
チケット下さった方に大感謝でした。


