あんな事こんな事あったもん♪

心の中をイラストや写真付で発信。時折文章だけの時もあり文体は気分次第です。
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久しぶりに夢中で見た映画

2009-06-06 | 思ったことあったこと
     

    昨夜借りてきたDVD、一生懸命みてしまって
   終わったら、午前一時、リビングには誰もおらず、
   なんか・・・・
   こんなに夢中で見てしまった映画は久しぶりだった。

   『宮廷画家 ゴヤは見た』という映画です。

    私は・・・名画といわれる絵そのものも鑑賞するのは好きですが
    それを描いた画家の人生にも興味があるのです。

    殆どの画家は波乱万丈で、決して幸せではなかったのですが
    歴史の素晴らしさも汚点も、宗教観も神話も
    又自らの生活も、熱さと覚めた目で見つめ続け、
    それを絵として残してきた方々。

    石器時代に石や洞穴の壁に描いた最初の画家から
    続いてきた現在の絵・・・・。

    音楽もそうですが、絵によって、遠い歴史の向こうを見れるのは
    とても素敵です。

    デモ映画は、ゴヤの描いた運命的な肖像画のモデル二人をとおして
その二人の数奇な運命と
    キリスト教の人間的感覚の異端審判、に関して
    カトリック神父たちの宗教の名を借りた肉の人間性を
    又、スペイン王族や街の人々の生活、ユダヤ民族のかかわりも含めて、
    翻弄されたスペインを舞台にした
    なんとも言い難い、しんどいアメリカ映画でした。

    ゴヤの数枚の「黒い絵」とかいう薄気味の悪い絵の意味のようなものが
    分かったような・・・ウーンわかんなかったような・・・。

    期待したゴヤの生涯の映画ではなかったのですが、
    何だか夢中でみてしまい、いろいろと考えさせられました。