まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

模型部

2017-05-06 22:59:45 | 日記

風の強い日、模型部の部活動開催。
部員のフジエもんはちゃんと部長から与えられた
課題と自前のニッパー持参。
もう一人の部員のそのまえにさんは、
今日は見学でーすとかいって。
明るい窓辺でメガネを外し、慎重に部品を切り出すフジエもんを
見守るその他の二人。

テレビでは野球中継してるし、見学の部員は本を読んだりしてるし
なんかゆるっとした部活動だな。

女子マネージャーとか言っちゃって
ここぞとばかりに食べたいものを作る私。
福富商店の国産牛赤身挽肉、100バーセントで作るパテに
好きな配合で捏ねた丸いパンでハンバーガー。
棒寒天をコトコト煮出して固めた歯触り良い寒天に
白蜜とあんこ、アイスクリーム、いちご。


切り出した部品をいくつかのパーツに組み立てるまで2時間。
パーツごとに色を塗るのに3時間。
この集中力、素晴らしいな。
揮発性の塗料の匂いに「懐かしい!」連発。
エアブラシ吹き付けながらニコニコしてるし。


おー、かっこよくなりましたなー
同じ塗料なのになんか色合い違って面白いなー
終始楽しそう。そしてずっとしゃがみ仕事の後は
足腰がイタタタ。そこはさすがにアラフィフ部たる所以。

模型を見ながら三人が話す言葉はほぼわからない。
でもすごく楽しそうにしてるのは間違いない。
この簡単なやつでリハビリできたら次はあれ作るんだ、
って夢も膨らんでる。

仕上げまでには至らず、箱の中に慎重に作品を収めるフジエもん。
部長が蓋をしようとしたら、「俺がやるんだ〜」と阻止。
棚の上にも自ら置く。絶対触りませんよ。ほんとだよ。
次回には完成予定かな。

合間合間に撮ってSNSに上げる写真に
大人男子がコメントをくれる。

ガンプラかな?セメダインあるから違うね。
セメダインはブランドだからセメントって言ってよ。

こっちも全く意味はわからないんだけど
すごく楽しそうに見てるらしいのはわかる。

ヒーローごっこに混ぜて欲しくて
絡んでいったら結局は滑り台の高いところで
「助けて〜」っていうだけの役だった小さい頃。
今は、混ぜて欲しいというよりは
面白がって遠巻きに見てたい感じかな。

さて、次に部長が
模型部やるからおやつよろしくねっていうのは
いつだろう。今度は何作ろう。

神様の宿る水

2017-05-06 21:48:39 | 日記

ともちゃんの個展は去年と同じ
お隣の区の閑静な住宅街にある一軒家ギャラリーで。

去年もそうしたので
チャリで行くことにした。
去年と違うのは
ここんとこずーーーっと
乗ってなかったってこと。

自転車ナビタイムで確認。
「坂道が少ない」ルートを選択。
8キロ超。往復で17キロくらいか。
ゆっくり行けばしなないな。

ボトルに角氷をいっぱいに満たし
まずはサイジャーを探す。
なかなか見つからない。
引き出しをひっくり返しながら
体一つなのにこんなにいるか?服?と
イラつく。
やっと見つけると今度はグローブが見つからない。
こっちは早々に諦めて素手で行くことに。

チェーンは坂本さんが洗っておいてくれた。
オイルを注してちょっとその辺をぐるぐる。
ギアチェンジすらほぼ忘れてる。
大丈夫なのか。

それでも思い切って走り出す。
5月の風が心地よい。
暑すぎも寒すぎもせず
今乗らなくていつ乗るのか
というくらいうってつけの季節。

それにしても、なんだろう、
以前と同じ前傾姿勢のお腹がキツイ。
以前と同じ力で回してるのに進みが遅い。

前を引こうか、と坂本さん。
ルート知ってるんだっけ?知らない。
仕方ないので後ろから叫ぶ。
次の信号右ー。次は左ー。
お土産買おうかー。
じゃーオリンピックでワインねー。

ワイン買ったらチャリは難しいので
カラカラと引いて歩く。
目指す建物はすぐに見つかり
入り口にともちゃんを見つけた。

真っ白い壁にずらりと並ぶ
今年の新作。
小さめなサイズのキャンバスに
明るく優しいパステルカラーの
動物たち。

あれ?メガネかけてないんだね。
はい、メガネは卒業しました。

麗しのヨーキー、ハワイの亀、靴下の夢を見た猫。
タイトルにもストーリーが盛り込まれている。
この雰囲気は南国紀行の影響かな。

道で出会った日本人大好きなおじさんから
ハワイ、という言葉の意味を教えてもらったんだって。
ha = 命
wai = 水
i = 神
「神様の宿る水」

ともちゃんは、これは広めなきゃ!と
帰国してきたそう。

何十年も前、ハナウマベイで受けた衝撃を
思い出す。
色彩豊かな魚、美しい珊瑚、透明な水、白い砂。
神様は確かにその水の中にいた。

それぞれの絵を描こうと思ったきっかけや
描きながらだんだん変わったことなどを
ともちゃんがいつものふわっとした口調で
教えてくれる。
絵の中の動物たちの瞳がキラキラし始める。


他のお客様がやってきた。
私たちは外のテーブルで
おやつを食べてゆっくり待つ。
程なく稲葉さんもやってきて
三人でゆるゆる喋っていると
ともちゃんが戻ってくる。

ともちゃんの旦那様は今日はいない。
おやつを食べながら、旦那様がよく
美味しいものに出会うと
「あー、ともちゃんに食べさせてあげたいなー」
というのを思い出す。
愛されっぷりがハンパないのだけど
当のともちゃんは
「私はそういう風に思ったことないんですよねー
おいしー、ラッキー、ひひひって感じで」

それじゃどうでもいいのかっていうと
そんなことはなくて

例えば旦那様の超おもしろいブログを
いつか書籍にしてともちゃんが挿絵とか担当して
イケメン新人物書きとして売れちゃったりしたら
ファンがたくさん付いちゃって

「男の人とかにもてたら困りますよねー。
お尻とかじっと見られたりねー。
それは困るかも〜。」

坂本さんがともちゃんの頭をじーーっと見て
「その中にはどんなものが入っているの」
と真顔で聞く。

一目で気に入ったので
カメと靴下猫の図案の
ポストカードを買ってきた。
こんなに素敵な絵が描けるのだから
ともちゃんの中にも神様がいるのは
間違いないと思う。

帰りは少し気温も落ちてきたので
平坦な直線でちょっとだけ本気に
踏み込んでみる。
家に着いたら体のあちこちがギシギシする。
怠けてたら神様も来てくれないし
真面目に練習頑張ろうと思う連休ど真ん中。