まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

11月のタボラータ

2017-11-25 19:22:48 | 日記


駅に着いたら開始10分前で
ギリギリすぎると焦って行ったら
恵美さんが

遅刻かと思ったでしょ?
六人中、二番でーす

タボラータさんって
だから好き

まずはみんなで
りんごやチーズ、セロリ、
きのこを切る



みなさんにやってもらうのは
今日はこれだけです
と、恵美さん

わぁーい、とみんな
あとは食べるだけ
いや
あとは恵美さんの話を聞くだけ

今日のメインは
巨大な肉団子
ポルペッテイ食べたいと
騒いでるムスメの声が
届いたのか

あってもなくても、というけど
モルタデッラが入るから
この味なんだとおもう
そしてありえない量の
パルミジャーノ

今日は北イタリア特集なので
とにかくなんにでもパルミジャーノ
お高いよなあ、と思ってたら
恵美さんが聞こえないくらいの
ちっさい声で
クラ○トでも、と
付け加える


一キロもの肉を
たった四つに分けて
まるめてるんだけど
両手にあまるよね
生ハムを巻き付けて
生クリームかけて
オーブンで焼く


かぼちゃはマッシュして
リコッタチーズを混ぜる
お料理で使うんなら
自家製でいいよ、と
牛乳沸かして作る
だいたい80度、というのに
つい温度計つっこみたくなる
なんちゃってお菓子星人のわたし


きのこをしっかり焼きつけて
お米とあわせ、コンソメで炊くリゾット
ひたひたの水分にして
少なくなったら注ぎ足す
ちょうどよい硬さに煮えたら
バターとパルミジャーノを入れ
しっかり混ぜて乳化させる


リゾットってつまりお粥だよね
と思ってたんだけど
とろみは溶けたお米じゃなくて
こうやって作るからなのか
そもそもイタリアの米は
ふにゃふにゃ煮溶けたりしない

恵美さんの話で印象深かったのは
料理人に作り方について質問すると
なんでそんなこと聞くのだ?
などと、こちらの度量をはかられ
たいしたことないなと判断されたら
いい加減なことしか教えてくれない
というもので

ひっくりかえせばそれだけ
自分の仕事に矜持をもって
働いてるということなのだろう

リゾット煮るのに
最初からたっぷり
コンソメ注いじゃだめなのか
そうやって作るとできあがりが
変わるのか

なんでもリクツが
ほしくなるわたしに

最初からたっぷりで
煮てもそんなに差はない
だけど
こうやって作るもんなのよ
って笑う恵美さん

カタいアタマを反省しつつ
今度はおうちで作ってみよっと
もちろんコンソメは注ぎ足しながら

帰りにパンドーロを
わけてもらう
MFの忘年会で
ジェラート乗っけて食べたの
美味しかったな
あれからもうすぐ一年だなんて

来月はこられるか
わからないので
よいおとしを、とお別れ

恵美さん、今年も
たくさんの美味しいごはんと
たくさんのパワーを
ありがとうございました

はっ

いま気づいた

これ以上寒くなったら
着るものないっす、というわたしに
犬でも拾って巻いて、という恵美さん

それってやっぱ

干支だから??

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