あたし、絶対うまいよ!
と言う妹ちゃん2を連れて
アコルネさんへ
いったいどこから来る
自信なのかはわかんない
これをどうやって描くかというと
ちょうどいい固さのアイシングを
波に絞ったら
ちょうどいい湿り具合の細筆で
ちょうどいい力加減で
すっと波の盛り上がりを撫でて広げる
当たり前だけど
最初っからちょうどいいところには
ヒットしない
だんだん波の形すら
思い通りにいかなくなり
少しだけ意識が遠のく
ふと横を見ると
目をこぼれ落ちそうに見開いて
唇とんがらかして
息もしないで
集中してる妹ちゃん2
つっついていーいー?
って聞いたら
ダメ
だって
コルネの先がちょっとだけ細くて
波の盛り上がりが薄かったので
撫で広げたらさらに透け透けになった
これはこれで素敵ですよー、と
あこちゃん
そうここは褒めて伸ばしてくれるアコルネさん
綺麗な花の挿絵がいっぱいの
このご本にはどんな物語が
書いてあるんだろう
公園の木陰で読んでたら
どんぐりがパラパラっと落ちてきて
乾いた良い音を立てる
本の栞紐のことを「スピン」って呼ぶんだそう
英語か?と思いきや英語ではbook markerなんだって
ほとんど使ったことないんだよね
開いたら最後まで読まないと閉じられないので
シックなパールをくっつけると
あっという間にセレブレティな雰囲気
遠目に見ればものすごく素敵なティーセット
達成感しかない
あこちゃんのサンドイッチランチは
今日もめちゃうまで
なんとレシピ付き
うちでも作ってみようっと
そしてご一緒したTさんの手作りケーキに
ちょっと感動してしまった
というのも
これ多分Tさん読まないから
書いちゃうけど
Tさんとは2年弱の間
お菓子教室で一緒だったんだけど
毎回ものすごく苦労している様子で
それでも頑張りたいから
レッスンの前の夜は早寝して
万全の体制で来るって言ってて
だから私は先生に見えないところで
ちょっとフォローしたりしてた
そんなTさんがお菓子屋やる、
本家イルプルに修行へ行くと聞いて
応援する気持ちと心配する気持ちが
半々だったの
それから半年
どれだけ彼女が努力したのかが
一瞬でわかるケーキでした
キャラメルの苦味も
ムースの柔らかさも
ジェノワーズのきめ細やかさも
パーフェクトだった
その人の
わたしの
速度で
進んでいけばいいんだな
進むのさえ止めなければ
いつか行きたいところに
到達するから
あこちゃん、今日も楽しいレッスンを
ありがとうございました
妹ちゃん2ともどもお世話になりました
ご一緒した皆さん、またアコルネで
お会いできるのを楽しみにしています!
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