旦那の実家が近所の踏み切り開いたら5分です。
旦那も私も用事がない限り行きません。
旦那は実家の前の床屋に行くのに寄りもしません。
旦那には兄がいます。
なぜか旦那は兄と同じ高校に行き、大学も同じ大学の同じ学部でした。
兄は地方公務員になり、旦那は司法書士事務所の事務員です。
兄は同い年の小学校の教師と結婚し、姉は数年して教師をやめました。
私は欲しかった姉が出来たのですが、さすがに大学出の元教師の姉とは実の姉のような気持ちにはなれませんね。
頭のいい人には気を使います。
こんなに実家が近いのは良くも悪くもあると思いますが、これといって悪いと思ったことはありません。
私は旦那の両親が大好きでした。
そもそも結婚するにあたって旦那の両親を確かめたり確認したりしたわけではありません。
たまたま良い両親に恵まれただけなのです。
嫁としての諍いも無く過ごしてきました。
兄に対しても姉に対しても義理という肩書きはあるにせよ、文句を言ったことも思ったこともありません。
義母は多趣味で新舞踊の師範の資格まで取りました。
ダンスも踊ればカラオケも歌う!
墨彩画もしていました。
義父は町内会の役員もし、お祭りの役員もしていました。
今は町内会の役員もお祭りの役員も兄が引き受けています。
私は毎年行われる地元の提灯祭りが大好きでした。
今年はコロナの影響で中止です。
この提灯祭りは伝統のある有名な祭りです。
銀座祭りのパレードにも出ました。
東京ドームのふるさとフェアーにも出ました。
NHKホールにも出ました。
天皇陛下の即位のパレードにも出ました。
それが今年は見られません。
山車が出ます。
昼間は人形山車ですが夜には提灯山車になります。
この提灯山車の曳っかわせや引き回しは見事です。
山車の中では鉦や笛や太鼓が鳴らされます。
各町内ごとに鳴らす演目は違います。
毎年相当な人出です。
毎年7月12日と18日に行われる天王様のお祭りです。
嫁に来たときに父はお祭りの八雲神社の俄神主をしていました。
八雲神社と言っても天王院と言う曹洞宗のお寺の中にある千貫神輿のことなんです。
お寺の中に千貫神輿を飾ってある建物があります。
そこが八雲神社なので、お祭りにはその御輿を持ってきて賽銭箱を置いて神社とするのです。
その前で父と数名の人が白い着物と白い袴で俄神主に!
お賽銭を賽銭箱に入れた人に俄神主が御幣を振ると言うものです。
そもそも天王院は鈴木家の菩提寺です。
鈴木家の葬式は天王院のお坊さんにお願いする。
私も結婚する前は父の実家も母の実家も田舎のお寺は天王院で曹洞宗です。
たまたま偶然でした。
もとは福井の永平寺です。
その旦那の母が数年前に亡くなり、今度は父です。
95歳で老衰でした。
まあ、人生95年も生きれば幸せですね。
晩年は耳が遠くなり、左目が見えなくなりしました。
温厚な性格で頼まれたら断れないようなので何でも引き受けてしまうようです。
真面目な国鉄職員だったようです。
大宮の操作場にいたようです。
旦那の母は私が結婚してもしばらく働いていました。
いゃあ、私は本当に良き旦那の両親に恵まれたと思います。
そして良き旦那の兄と兄嫁に恵まれたと思います。
この場を借りて感謝します。
自分の両親が嫌だったので!
未だに母は嫌ですね。