そもそも私のことを覚えている同級生はいるのでしようか?
社会人になって働いてからも職場で一緒だった他人は私のことを覚えているのでしようか?
おそらく忘れていると思います。
もしも覚えていて私が生きていると知ったら驚くでしょうね。
私も自分がこんなに生きるとは想定外でした。
全ては想定外です。
過去を話さない夫がいます。
結婚してから夫は職場でパワハラを受けてました。
働いても働いても規定の残業手当はもらえません。
ほとんどサービス残業でした。
忙しくなれば休日返上で仕事に行きます。
ひどいのは結婚式を終えて、次の日から新婚旅行でした。
行った先はハワイでした。
時差ぼけの主人は新婚旅行から帰ってきてすぐに次の日から働かされました。
早朝に起きて私は朝ごはんの支度をして、主人に食べてもらい、お弁当を作って、主人は7時前に会社に行きました。
最初の頃は帰りは終電でした。
地元の駅が夜の11時18分がその頃は終電でした。
それから帰ってきて夕食を食べて、夕刊を見てお風呂に入ったら寝なければなりません。
毎夜12時過ぎてからの就寝です。
朝は6時前には起きなければなりません。
時には休日出勤もあるのです。
職場では主人は休み時間もありません。
お昼はお弁当を食べたらすぐに働かされます。
事務仕事ですが、全くの不当労働行為ですね。
文句も言わずに働く主人がいます。
時には腕にアザなどを作ってくることも?
会社の上司のパワハラです。
辛いのに自宅では泣き言も言いません。
その後は休みが週休二日になりましたが、それでも忙しい時は休日出勤もありました。
帰りも終電ではなくなりました。
朝も少し遅めの出勤になりました。
きちんと付かない残業手当です。
それでも会社を定年退職してその後は5年間再雇用でした。
その間上司にお中元やお歳暮を送ってました。
たまに上司がくれるのは自分のところに届いたお中元やお歳暮の中から要らないものが我が家に来ます。
そんなわけで主人は何年間も何十年間も睡眠不足でした。
1日6時間足らずの睡眠で仕事に行く。
文句も言わずに働く。
有給休暇も無く働いてました。唯一休んだのが結婚式と新婚旅行の時だけでした。
そんな主人が60歳過ぎて病気をしました。
入院して手術もしましたが、会社の上司はお見舞いに着ましたが、一日も早く仕事復帰して欲しいようでした。