ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

そーっとあなたを抱いてみたい

2022年05月30日 | 介護
それは令和4年の5月21日の土曜日の夕方だった。
私はキッチンに居て夕食の支度をしていた。
ちょうど17時45分ごろ夕食の支度が出来たので、キッチンからパソコンの前に座っている主人を呼んだ。
その日は午前中に主人は駅前のかかりつけ医の診察があった。
私も一緒に行った。
血液検査をして、もともと母親の遺伝因子からの糖尿病と他にもいくつか病気もあるのだ。
この日の血液検査の結果は血糖値が以上に高いのとヘモグロビンの数値が高いことを指摘され、栄養士の指導を受けることになったのだ。
私は自分の父が糖尿病だったので、糖尿病に関しては多少の知識は持っていた。
合併症の怖いことも知っていた。
別室で栄養士さんの指導を受ける。
家でも主人にはいろいろ言ってはきたが、本人は聞く耳を持たなかったので、ほぼ野放し状態だった。
言っても食べる。
糖質のあるものが好きなのだ。
自分の小遣いでも買ってくる。
夕方夕食が出来て声を掛けたが返事が無いので、私はすぐにパソコンの前にいる主人に駆け寄った。
私は慌てた。
パソコンの前の椅子に座っていた主人は仰向けになり、痙攣をおこし、うつろな目でいた。
私が声を掛けても返事も出来なかった。
驚いてびっくりした私はすぐに自宅の固定電話で救急車を呼んだのは言うまでもない。
ところが慌てたのか119番に掛けるつもりがうっかりして110番に欠けてしまった。
はっとして、電話を切り、119番に掛け直し、今の主人の状態を話した。
ほどなくして救急車が来た。
救急隊員が家の中に入り、主人の様子を見て、私にどのようなことでこのようなことが起こったのかと聞いてきた。
その間に主人はタンカーに乗せられ、救急車の中に運ばれた。
私はその間に自分のリュツクと主人のお薬手帳と主人の靴を持って救急車に乗り込んだ。
自宅には認知症の母が居るのだ。
母には事情を説明し、母を残して救急車に乗った。
救急車の中では救急隊員が主人の血糖値を計り、脈拍を計り、その間に別の救急士が私にいくつか質問し、もう一人の救急士が主人の受け入れ先を探していた。
どれくらいの時間だっただろう?
かかりつけ医に断られ、市内の総合病院に行くことになった。
救急車を走らせ、ほどなくして総合病院に着いた。
心配する私に主人の痙攣は収まらなかった。
脳のMRIを撮り、ほどなくして主人は脳梗塞かも知れないと言われ、すぐさま入院したのは言うまでもないのだ。
(続きはまたあとでね)


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