にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

手続き攻め・・・(>_<)

2005-03-15 | 脳幹出血
8月24日(火)

きゅうちゃんの会社関係の手続きのため、法務局、傷病手当の申請で社会保険事務所、家賃支払い、生命保険会社に提出する診断書の提出,etc・・・
なんだかんだいろいろと忙しくてくだびれてしまいました。
やることだけはやっておかないとと思ったので、一気に片付けようとあちこち奔走しましたが、こういうときに限って、何かしら忘れ物をして手続きが出来なかったりするものですね
今日も、なんと一番肝心の印鑑を間違えてしまい、二度手間になってしまいました。全く・・・
ここのところ、何となくお疲れモードで暇さえあれば寝ている感じ。
バスに乗っても電車に乗ってもすぐに寝てしまう。

やっと夕方病院へたどり着いたら、夕食の時間でした。
相変わらず必死でお粥を口に運び、その都度エプロンの上に落としていました。
でも、ちゃんと最後には落ちたお粥をスプーンですくって食べているのです。
それもリハビリかな?
たくさん食べて、早くMRSAなんて追い出してしまえ

ガラス越しのデート

2005-03-14 | 脳幹出血
8月23日(月)

今日は仕事の相棒が具合悪くなってしまい、一人で走りまわっていたので病院へ着いたのがもう夜の九時近くなってしまいました。
当然面会は無理なので、絵日記と洗濯物だけでも渡そうと思ってナースセンターへ顔を出しました
すると、仲良しになった出っ歯の看護師さんが現れて、
「きゅうちゃんに逢っていく?」と言ってくださったので、「えっ!!こんな時間にいいんですか?」と言いつつも遠慮なく
毎日毎日通っているので、もう看護師さんたちはかなり融通をきかせてくださっていました。
本当に嬉しい限りです。たとえ逢えなくても、病院へ来る事だけで安心できるようになりましたが、姿がみえればなお嬉しい
きゅうちゃんはちゃんと起きていて、私に気が付くと左手を上げて笑ってくれました。
周りはとても静かだったので、この日初めてリカバリーの中でFMがかかっていることを知りました。なにやらとても雰囲気のいい音楽が聞こえてきました
でも、耳はちゃんと聞こえるのだろうか・・・
目は揺れていてまともに見えないそうなので、せめて聴覚だけはと願うばかりです。
まだ菌は退散してくれないそうです。でも、理学療法士さんの出張リハビリで、ちゃんと身体を動かしてもらっているそうです
よかったね

またまた感染・・・とほほ・・・

2005-03-13 | 脳幹出血
8月19日(木)


夕方病室へ行くと、ちょうど食事の時間でした。でも、この日は珍しく病室に看護師さんが誰もいません。
おまけにベッドの上部もギャッジアップされていず、きゅうちゃんのエプロンもつけてもらっていませんでした。
いつもと様子がちがっていたので心配になりましたが、きっと看護師さんが忙しくて、まだスタンバイしていなかったのでしょう。
それでも、自分でなんとか上体を起こし(ほとんど左側に傾いてうつむいた感じでしたが)必死で食べている(というよりかっこんでいました
(大丈夫かなぁ?)と心配しながら様子をうかがっていると、案の定バランスを失い、スプーンを持ったまま後ろへひっくり返ってしまいました。
しかし、またすぐに腹筋と左手を使って起き上がりましたが、何だかムスッとして
またすぐに横になってしまいました。
そのうち看護師さんが「ごめんね~、おまたせしました!」と言って入ってきました。
ベッドをあげてもらい、エプロンもつけてもらっているうちに、何事も無かったかのようにまた気を取り直したようで、再びお粥と【格闘】し始めました。
きっと、誰も来てくれなかったので心細く、いじけてしまったのでしょうね

その後、看護師さんに呼ばれたので(なんだろう・・・)と思って行ってみると
「実は、昨日の検査でまたMRSAが出てしまったので、リハビリ室での訓練を中断しています。」
なんと・・・やっとリハビリが始まって張り切っていたのに・・・
マスクをしてちゃんと予防をしていたのに、きゅうちゃんかわいそう・・・
でも、管という管はもう付けていないから、また頑張って栄養をつければ必ず退散してくれるよ
看護師さんも以前より体力がついてきているから、心配はないと言っていました。ほっ

でも、やっぱりこの後からずっと気分が落ち込んでしまい、何をしてもMRSAのことが頭からはなれませんでした

リハビリ病院への手続き

2005-03-12 | 脳幹出血
8月18日(水)

仕事を早退して夜7時半に病院に到着。
今日はリハビリ病院の件でナースセンターへ直行しました。すぐに奥へ通され、さっそくリハビリ病院への申請書に捺印し、「入院に関しての希望」を一筆書いてくださいとのことでした。
いったい何を書いたらいいんだろうと困りましたが、やっぱり今よりも少しでも身体が動くようになってくれれば充分です。車椅子でも、私が足になってあげればいいし、片手は動くから動かない方の手の代わりは私がしてあげられるのですから

毎日こうして病院へ来てあげられるけれど、転院して遠くなってしまったら(話だと、厚木の山奥にある病院とか・・・)なかなかこんな風に逢えなくなってしまう・・・
そう思うと、毎日の病院通いも貴重な時間になります。
可能な限り面会時間を増やして、少しでも安心させてあげようと思っています
この日記もそろそろ一冊終わろうとしています。まだまだこれからだ

腹筋運動がんばる!!

2005-03-11 | 脳幹出血
8月17日(火)夏バテ

昨日に引き続いて夏バテで調子悪し。
でも、(なんとか頑張って病院へ行かなければ)と思い、いくら具合が悪くても病院へ足が向いてしまうのです。
今日も行って良かった。仕事が終わって到着したのが4時30分でしたが、今日は看護師さんが少なくてまだリハビリに行ってなかったらしく、リハビリ室まで初めてきゅうちゃんの車椅子を押してあげることができました。これですっかり具合が悪いのが吹き飛んでしまいました。
坐っていても、あまり身体が傾かなくなっていました。マスクと眼帯はしっかりと付けていますが、(よだれの量も半端ではない)少しずつ腹筋と背筋も強くなってきたようです。

この日のリハビリメニュー

車椅子から前傾姿勢でゆっくり立ち上がり、四点杖と先生の介助で平行棒まで歩く。
 右足がなかなか前に出ず、やっと出ても足のぶんまわしがしばし続く。鉄のように重いのだろ  う。それでも足の付け根で足を動かしているのだから驚異的だ。
 そのたびバランスを崩してしまうので、しっかり腰をもっていないと危ない

平行棒
 左手でしっかりとバーを掴んでいるせいか、歩いている時より安定がいい。固定されているもの があれば安心!
 往復二回。汗びっしょり!

一度車椅子に坐って休憩、そのあとリハビリ室を一周半歩く。最初歩いた時よりも、着地が しっかりして、揺れもほんの少しになっている。

訓練台の上で手足の曲げ伸ばしをしてもらう(仰向けになり、足の曲げ伸ばしの時はうんと 蹴るように言われる)

腹筋運動20回
 お腹の前で両手を組んで(無理やり左手で右手を掴んでいる)腹筋。
 すごい、この日は30回やってしまった

わたしも理学療法士さんから教えてもらいました。
 手のひらを広げるやり方
 アキレス腱を伸ばしたり縮めたりするやり方

リハビリ中に療法士さんのたわいもない冗談で、きゅうちゃんの気持ちも和らいでとてもよい表情でした。
もともと負けず嫌いのきゅうちゃんです。
つらくても何とか歩いてやろうって思いながら頑張っているに違いありません

千羽鶴に願いをこめて

2005-03-10 | 脳幹出血
8月15日(日)のち

今日は、きゅうちゃんと一緒に仕事をしていたKさんと病院へ。いよいよ千羽鶴も出来上がったので、いったいどんな顔をして喜ぶかとっても楽しみ
きゅうちゃんは上体を起こしてぼんやりとしていましたが、私たち二人の姿に気が付くとパッと表情が明るくなりました。
だいぶ意識が回復してきたので、いろいろなことを考えていたのでしょうね。
Kさんは仕事の様子を伝えようと必死でしたが、身振り手振りではなかなかきゅうちゃんに伝わらず、とうとう我慢できなくなってガラスのドアを開けてしまいました
大きな小声(?)で何かを伝えたその時、突然看護師さんが入ってきたのです
「こらこら、あけたらダメですよ」と、怒られてしまった・・・。
ごめんなさいをして、恐る恐る持ってきた鶴を袋からそっと出して、その太った看護師さんに見せると、みるみる怒った顔が困った顔になったのでした
「ああ、これねぇ・・・せっかく折ったのに言いづらいんだけど、リカバリーの中にかけておくと埃を呼んでしまうのよ。やっと感染症が治ったのに、またぶりかえすといけないので、一般病棟に移ったら持ってきてあげてくれる?」
そうか・・・ちょっと残念でしたが、そういう理由なら納得ですよね?了解です
でも、嬉しい事にその看護師さんは「ちょっとだけよ」と言って、そっときゅうちゃんに見せてくれたのです。
すると、きゅうちゃんは一瞬びっくりしたようでしたが、すぐに嬉しそうにしていました。
看護師さん、どうもありがとう。みんなの願いがきっときゅうちゃんに伝わってくれたと思います。これだけで、もう大満足です

過激な食事風景(@_@;)

2005-03-09 | 脳幹出血
8月14日(土)大雨洪水

今日は夕方六時少し前に到着。夕食の時間です
絵日記、洗濯物、リハビリパンツ、尿とりパッドを看護師さんに渡したので、今日はゆっくりと食事風景を観察しよう
リカバリー室に食事のお膳が運ばれてきました。もうすでに看護師さんにビニールのエプロンを付けてもらっています。私の事など全く気づかず、左手にはしっかりスプーンが握られていてまるで欠食児童のようです。

まず、お粥を2,3回口に運んだかと思うと今度は「きざみのおかず」をお粥の上に乗せ始めました。
なるほど、一回に二種類食べることができます。頭いい
それをまた2,3回食べ、じっと見ていると驚いたことにいきなりおかずの器をムンズと掴み、残りのおかずを全てお粥の上にぶっかけたのです
すっげ~過激・・・そしてそれをグシャグシャにマゼマゼし、スプーンを差し込んで思いっきり大盛りのお粥をすくいあげたのです。すごい食欲だ・・・
えっまさかそれを食べるのでは・・・と思っているうちに恐れていたとおり、口に持って行きました。
たぶん本人は全部口の中に入ると思っていたのでしょうね ちょっと甘かったなぁ。
しかし、遠近感がないらしく、悲しい事にスプーンに乗った大盛りのお粥は口の中に入る前に唇に当たり、その衝撃でほとんどビニールエプロンの上に落ちてしまいました。
あ~あ、あんなにほうばるんだから・・・
そんなに急いで食べなくたって逃げやしないのに・・・
挙句の果て、その落ちたお粥を起用にすくって食べてしまいました。
自分でもおかしいのか、さかんに笑いながら食べているのです
おかしくて涙が出ました。
でも、本当に胃に穴をあけずにすんでよかったね、そうそう、友達みんなで折った千羽鶴ができたから、明日もって来るね。

リハビリ病院転院のお話!

2005-03-08 | 脳幹出血
8月11日(水)

きゅうちゃんから依頼があった「歯ブラシ2本&デンターライオン、シェーバー、老眼鏡、竹内まりあのテープを持っていきました
ちょうど昼時でまわりがわさわさしています。きゅうちゃんは完全に横になっている状態で、こちらに気づきませんでしたが、せっかくなので食事風景を拝観させていただこうと待っていました。
前回見たときよりも、だいぶ上手に食べていましたが、やはりスプーンを持つ左手がうまく動かず、大変そうでした。
なんだかスプーンが小さいね・・・明日もっと大きいのを持ってきてあげよう

8月13日(金)

今日は久しぶりに担当医からお話がありました。
先生はあまりの回復ぶりにびっくりしておられ、今後のためにも是非リハビリ病院へ転院して訓練を受けるよう、勧めてくださいました。
まだ若いし、これだけ良くなってきたのだからもったいない本人も前向きなので、来週リハビリセンターに紹介状を送っておくとのことでした。
やっほ~すごいすごいっ

いつものとおり、三時半からのリハビリが終わり、夕食までの間談話室で少し話をしました。
喋り方はまだ呂律がまわらないような、幼児語です。特にさしすせそ、たちつてと、ぱぴぷぺぽがうまく発音できないので、一所懸命聞いていてもなかなか聞き取れず、かといって何度も言わせてはいけないので、困りました。
感染予防にマスクをつけているので余計です。それも、始終よだれが出ているので、頻繁にマスクのガーゼを交換しないと、すぐにびちゃびちゃになります。
そのよだれを拭いてあげる事が、唯一してあげられることと、とても嬉しく思えました。
暇さえあれば左手で右腕や手のひらを揉んでいるようです。
このまま動かさないでいると、どんどん硬くなって内側に曲がってしまいます。そうなりたくないと言っていました。
肩も少し上がるようになっていましたが、車椅子に坐っているだけで疲れてしまうので、だんだん身体が傾いてきます。普通に腰掛けていられるようになるまで、まだまだ時間がかかりそうです。
「きゅうちゃん、気長にやっていこうよ。ここまで来れたんだもの」
そう言うと、ちょっと不安そうに笑っていました。今のきゅうちゃんに、何もしてあげられない自分がもどかしく、情けなく、とてもつらい毎日です。

リハビリだ!!

2005-03-07 | 脳幹出血
PARTⅡ 8月10日(火)

本当に不思議で仕方ないのですが、なんときゅうちゃんはもう5日も前から、リハビリ室で少しずつリハビリを始めていたそうです。知らなかった~・・・でもびっくりです!!
まさかこんなに早くリハビリ室での訓練ができるとは思っていませんでした。
逆に看護師さんたちもきっと私がもう知っているのだと思って誰も何も言ってこなかったのでしょう。
まだ感染していたので部屋でリハビリをしていたことは知っていましたが、その菌も数日前に消えていたそうです。(なんだ、早く教えてよ~!)
そういえば、五日前というとゼリーを食べて、やたらと喋りまくっていた頃です。
なるほど納得
三時半にリハビリ室へ行くそうなので、それまで廊下で待つことにしました。
(いよいよきゅうちゃんと逢えるんだ)嬉しいような怖いような複雑な心境でした。
そして、数分後、ついにリカバリーのドアが開いて、車椅子に乗ったきゅうちゃんが現れたのです
でも、「やっと乗っている」といった状態で、顔はだらんと下を向き、身体も片方に傾いていて今にも落ちそうなのです。想像していたよりずっとつらそうでした。
(こんな状態でリハビリなんてできるのかなぁ・・・
一気に不安になり、車椅子を押してくれている看護師さんの後をついていくだけで精一杯でした。
二階のリハビリ室へ到着し、看護師さんは「じゃ、また終わる頃迎えに来ますね」と言って
四階の病棟へ戻っていきました。
理学療法士さんがくるまで、きゅうちゃんと二人きり。
(何か言ってあげたい)と思うのですが、なんて言ってあげたらいいのか言葉が出てこないのです。あんなに逢いたくていろいろ話をしたかったのに・・・
ずっとうつむいているきゅうちゃんの顔を覗き込むと、恥ずかしそうな顔をして笑ってくれましたが、可哀想で涙が出そうになりました。
グッとこらえて「きゅうちゃん、よく頑張ったねスゴイ進歩だよ

リハビリメニュー

初日・・・車椅子に坐って、リハビリ室の様子を見ていただけ。
二日目・・車椅子から平行棒につかまって立ち上がり、支えられながら数歩歩く
三日目~・車椅子から訓練台へ左手をついて移動する。
     仰向けに寝て、理学療法士さんに右腕、右足の曲げ伸ばしをしてもらう。
     左手をついて状態を起こし、床に足を下ろして坐る。
     脱いだバレーシューズを履く訓練。(まず、左足のくつを履き、次に右足を左足の上に     乗せて左手でくつを履かせる方法)まだうまく履けないので、手伝ってもらいながらや     と履いて、平行棒をつかまっての歩行訓練。

今日はまだ5日目で、かなり疲れたようなので早めに終了しました。



きゅうちゃんからの伝言

2005-03-07 | 脳幹出血
PARTⅠ 8月10日(火) 

実に久しぶりの雨で、さぞや涼しくなるだろうとおもいきや、とんでもない蒸し暑くてよけい暑い・・・
午後三時頃、病院へ到着。ナースセンターの前にさしかかると、いつもの年配の看護師さんが出てきました。
「きゅうちゃん(みんなそう呼んでくれるようになっていたのです)からの伝言を預かってますよ。私が代筆したんですけどね。はい、これ」
と四つにたたんだ紙を差し出したのです。
えっなんだろう・・・と、恐る恐る開いてみると、

いつもありがとう。
 髭剃り(シェーバー)と歯ブラシをもってきてください。
髪の毛がのびてうっとおしいので、ボウズにしたいのですがいいですか?
   はい○ いいえ×

もうおかしくておかしくて、そして嬉しくて思わず大声で笑ってしまいました。
その後、ガラス越しに両手でおおきな○を作って見せてあげたのです。
きっとフケがすごくて痒いだろうなぁ。
一度一気にスキンヘッドにしてさっぱりするといいよ

左手でおしゃべり(^^♪

2005-03-06 | 脳幹出血
8月8日(日)とにかく暑い

今日は、きゅうちゃんの友人のTさんと三時ごろ訪問。
今日もしっかり起きていて、上体を起こしてもらい、テーブルに置かれている今までの絵日記に目を落としていました。
あ、見てくれているんだ まだ目の揺れは激しいそうで、よく見えないらしいのですが、それでも一所懸命読もうとしているのです。感動で胸が一杯になってしまいました。
倒れてから初めてきゅうちゃんを目の当たりにしたTさんも絶句していました。
そして、こちらに気が付いたきゅうちゃんは、なんとか現在の状態を報告したかったのでしょう。しきりに左手で右手を持って動かしたり、足を揺すったりして自己アピールするわするわ・・・ 
おまけにまた何かさかんに宇宙語を喋っているのです(笑)でも、失語症にならなくてよかったと、つくづく思います。少々喋りすぎでうるさいくらいの方がずっと幸せだと思わなくてはいけませんね。

きゅうちゃんの場合はうまく発音ができない「構音障害」なのだそうです。

ガラス越しなのでなかなか聞き取れなくて困っていましたが、きゅうちゃんの究極のジェスチャーで、やっとなんとか解読できました。
「車で来たの?」(左手でハンドルをまわすポーズ)
「ここはどこの病院?(と言ったのだと思う)」(床を指差してさかんに首をかしげていた)

Tさんに通訳してあげながら、内心(私にしかきゅうちゃんの宇宙語は訳せないんだぞ~!)とちょっと誇らしげな気分でした
どうやら、自分が入院した病院の場所がわからないようでした。家の近くに、ここよりもっと大きな病院があるのですが、たぶんその病院だと思っているのかもしれません。
最近は、こんな感じで少しずつですが意志の疎通ができるようになってきたので、毎日とても楽しみです。
一時は来るたびに眠っていましたが、それもほとんどなくなり、むしろ時間をもてあましているのではないかと思うくらい、身体も意識もしっかりしてきたように思います。
きっと、少しずつでも、口から食事が摂れるようになったからかもしれません。
本当にありがたいことです

しゃべりまくりの日々(●^o^●)

2005-03-05 | 脳幹出血
8月6日(金)

今日は少し遅くなってしまいましたが、夜7時半に病院着。
きゅうちゃんはうとうとしている様子でした。看護師さんは新患が入ったようで忙しく、こちらへは来ませんでした。リカバリーの前に置いてある台の上に着替えとタオル、絵日記を置いて退場
また明日来るね

8月7日(土)

病院へ着いたのが、ちょうど夕食の時間でした。
リカバリーを覗くと、きゅうちゃんが必死でおかゆ(だと思う)と格闘していました。どうやら、あれからちゃんと口から食べることができているんですね。
慣れない左手で、しかもやっとスプーンを口に持っていっている。なかなか口へ入らないので、不満そうな顔をして食べるのをやめてしまいました。これ!ちゃんと食べなきゃダメだよ!
そのうち看護師さんが
「あら、だいぶ食べたね」と言いながら、残ったおかゆをきゅうちゃんの口もとへ持っていくと「パカッ」と口を開けて食べたのです。何だか嬉しそう・・・
明日、ティッシュとストローを持ってきてくださいとのこと。

【看護師さんの話】
もう、始終ひっきりなしに喋っているそうです。
言葉がはっきり発音できないので、何を言っているのかよくわからないけれど、とにかく「うるさいくらい」に。
「あんなに喋る人なんですか?」と聞かれ、困ってしまいました。
「元気な頃も確かにおしゃべりだったことは確かでしたが、そんなに喋っているんですか?」
「すごいです・・・
少しずつ食事を摂れるようになったし、右手足もリハビリで少しずつ回復しているから、きっと嬉しくて仕方ないんだね。まさか、病気のせいじゃないよね~

ゼリーを食べた!!

2005-03-04 | 脳幹出血
8月5日(木)

今日もまた嬉しい大ニュースです
リカバリールームに着くと、すぐに看護師さん(ちょっと年配で出っ歯の笑顔の素敵な人)が出てきてくれたので、持って行った尿取りパッドとリハビリ用のバレーシューズ、絵日記を差し出しました。
すると、看護師さんが嬉しそうな顔をして、
「松本さん、今日ゼリーを食べることができたんですよ
「ええ~っ、本当ですかっ」するとまた看護師さんが、
「しかも、『これ、ピーチ味だ』ですって
なんと、またまたすごい回復です

驚いたことに、明日からはいよいよ「きざみ食」になるそうです
でも一瞬、(え?いきなりきざみ?流動からじゃなくて大丈夫かなぁ・・・)と思いました。

つい数日前に、主治医から口から物を食べることができないだろうと宣告されていただけに、ちょっと心配です。
でも看護師さんが、「やはり、嚥下障害が残っていますが、少しずつ慎重に食べてもらうので大丈夫ですよ」と言ってくれたので、安心してお任せすることにしました。
その数分後、理学療法士さんが様子を見に部屋へやってきました。そして、
「松本さん、本当にこの一週間ですごい進歩ですよ。ベッドから車椅子に移動する時、まだふらついていましたけど、今日はOKでしたよ。」
この病気の人はとかく動作が早くなりがちなのなるべくゆっくりと動くように指導してくださっているとのことです。
足も麻痺側を動かそうとするといきなり「ポーン」と蹴り上がってしまい、歩行時も、上げた足をぶんまわしてなかなか着地できないのが普通なのだそうです。

まだまだこれからだね がんばってきゅうちゃん

オシッコの管がとれたよ!!

2005-03-03 | 脳幹出血
8月1日(日)二日酔い・・・

わたくしごとで恐縮ですが・・・
昨日、あれからMちゃんとごっそりお酒を買い込んで家へ戻り、夜7時から呑み始めました。
二人とも嬉しくて嬉しくて、きゅうちゃんの事をいろいろ話しているうちに日付が変わり、なんだかんだ昔話やら愚痴を肴にガンガン呑みまくり、気が付いたらもう朝の七時をまわっておりました
夜明けガラスの鳴き声も聞こえないくらい酔ってしまったようです。でも、こんなに楽しく呑んだのは久しぶりだったので、とても気分爽快
彼女が帰った後、すぐにごろ寝しましたが、あまりの暑さで目が覚めてしまいました。まだしっかりと酔っている状態でしたが、ここで寝てしまうと、今度はいつ目が覚めるかわからないので、ふらふらしながらも起きて病院へ行く準備を始めたのです。
しかし目はチカチカ、頭はよりいっそうボーっとして最悪でした。
やっとの思いでリカバリーの前まで行くと、リカバリーのいり口の戸が開いていました。
「おっ」と思って中を覗くと、こちら向きに上体を起こしていたきゅうちゃんと、もろに目があってしまい、きゅうちゃんも「おっ」とびっくりしたような顔をしていました。一気に酔いが覚めてしまった・・・

8月4日(水)

2日、3日ともたいした変化も無く安心していましたが、今日は朗報が盛りだくさんで
嬉しい日でした。
まず、おしっこの管(バルーン)をとったそうです。スッキリしてよかったね
そろそろオムツからも脱皮しなくてはいけないってね
そしてもっと驚いたのは、リカバリーのベッドから「立ち上がる」、「坐る」のリハビリを始めたそうです。なんだか信じられませんでしたが、目の前がパッと明るくなった気がしました
そしてそして、痰も自分で「えへんっ」と出せるように・・・
急にどーーんとランクアップです。また今日も呑んでしまいそう

あとひとつは、喉を切開した穴を塞いだので、発声練習も開始したそうです。看護師さんが私を呼ぶので、恐る恐るリカバリーの中を覗くと、きゅうちゃんが身体を起こしてこちらを見ていました。「こんばんわ。って言ってみて!」と看護師さんが話しかけると、きゅうちゃんが森進一のような、ハスキーな声で「こ・ん・ばん・は」
思わず拍手拍手
おしゃべりきゅうちゃん復活の日でした めでたしめでたし

元気を確認(^_^)v

2005-03-02 | 脳幹出血
7月30日(金)暑い暑い・・・

月、水、金は準夜勤なので、勿論今日も夜面会は不可能なため、仕事へ行く前にタオルと着替えを持って病院へ行きました。
毎日必ず3枚~5枚のバスタオルとフェイスタオル(たまに10枚近い時も)、浴衣の寝巻きが戻ってくるので、こんな日は仕事の合間に透析準備室の洗濯機でちゃっかり洗わせてもらっております。
そして屋上に干しておけばバッチリ乾いてくれるというわけで、とても助かっています。
同僚のヘルパーさんや看護師さんたちも、暗黙の了解で協力してくれているし、たまに急患で忙しくなり、洗濯物を取り込むのを忘れてしまったりすると、お掃除のおばちゃんがちゃんと取り込んでおいてくれたりして・・・本当に感謝感謝です
病状もここのところ安定しているので、精神的に楽です。まだ菌はいるそうですが、痰が少なくなっているとのことでした。

7月31日(土)

今日はきゅうちゃんの友達の彼女のMちゃんときゅうちゃんに逢いに行きました。
彼女も私も同じような背格好なので、きゅうちゃんもどちらがどっちだかわからないようでした。
またこの日も例の文字盤会話をしたのですが、看護師さんに持ってもらってやっと繋がった言葉は
「どちらも似ていてわからない」
看護師さんがガラスの向こう側から、私を指差して「こちらがちえちゃん、で、こちらがお友達のMちゃんよ」
ときゅうちゃんに教えてくれていました。片目で、しかも目が揺れているらしいのでほとんど見えないのでしょう。看護師さんの丁寧な説明でやっとわかったようで、嬉しそうに大きくゆっくりと頷き、そのあと再び文字盤に向かいました。しばらく沈黙が続いた後、きわめつけの一言・・・
「顔が見れてうれしい」
看護師さんが教えてくれた時、彼女の大きな目から大粒の涙が溢れ出しました。私も勿論貰い泣き・・・
彼女はきゅうちゃんが元気な頃からずっと兄貴のように慕っていたそうで、私よりもきゅうちゃんのことはよく知っているのです。感激なんてもんじゃないでしょうね。
大丈夫。私がしっかりと「きゅう兄(きゅうにい)」のこと、引き受けたからね
二人で何度も何度も手を振り、そのたびきゃーきゃー喜んで、一時間近くずっときゅうちゃんのそばを離れませんでした。