メスヤギのペネロペちゃんは、若いですがすでに2回の出産をしています。
ヤギは通常、双子を産むものらしいのですが、ペネロペちゃんは、若いということと、体が小さい、ということのせいでしょうか、一回につき一頭の出産でした。
今年は、出産を休ませようと思っておりました。が、ヤギは脱走の名人。知らない間に小屋を抜け出して、いつの間にかおなかが大きくなることも、珍しくありません。
出産が近づくと、だんだん、お乳が張ってきます。それで妊娠しているかどうかが、わかるのです。
最近、ペネロペちゃんのお乳が幾分張ってきているように見えます。もしかしたら、来年4月あたりに、子ヤギが生まれるかもしれません。
そうそう、以前書きましたが、松山在住のまさるくんの飼っているメスヤギを、繁殖のために一時期預かっていました。
その後の経過を、まさるくんに聞いてみたら、どうもあまり変化がないとのこと。
うまく交配が成功しなかったみたいです。
よく、ヤギを飼っていると話すと、ミルクを取ってるのですか?と、聞かれます。ミルクは、出産しないと、とれませんが、そのことを理解していない人も、多いと思います。(実際、私でさえ、大学生になるまで気が付かなかったですから。動物に関心がない町暮らしの若い世代には、そういう人が多くても、不思議ではないと思います)
私は昔、酪農家のもとでお手伝いをしていたことがあります。牛乳を生産するためには、牛を出産させないとなりません。そのため、いろいろな方法で受精を試みるわけですが、100%うまくいくわけではありません。
戦後、日本では食料の安定供給、なんてことが推奨されたわけですが、そのために行われたことが、果たして正しかったのか、考えてみる必要があると思います。
最近話題(というか、数年周期でマスコミが取り上げる)の、食品偽装問題の根本は、食料の安定供給という、不自然な理屈から来ているようにも思ってます。
毎年同じ品質のみかんを安定的に供給することを、現在、私は、主たる目標としてはいません。
毎年高品質のみかんを購入したい方は、農家ではなく、信頼のおける仲卸業者さんから買い付けることをお勧めいたします。
同じ産地、同じ農家が作るみかんは、その年によって出来が大きく変わる可能性が高いです。ですから、全国のあらゆる産地から、その年一番おいしいと思われるみかんを取り寄せて販売している仲卸業者さんに行けば、間違いなく、毎年おいしいみかんが手に入るでしょう。
有名な手打ちそば職人さんのなかには、毎年たくさんのそば栽培産地を渡り歩いて、その年一番よかったところの玄そばを、買い付けている人もいます。
コーヒーの世界も、似ています。
コーヒーは、農産物。ですから、毎年、気候が違うのが当たり前なように、出来具合も毎年、変わります。
コーヒーはたいてい、産地の名前で取引されることが多いですね。ですから、2013年産のどこかの国のコーヒーが、おいしかったとしても、翌年が同じような味になるとは、限らないわけです。
ワインなんかもそうですね。同じワイナリーでも、年によって出来具合が変わるのが、普通で、むしろ、その違いを楽しむ余裕さえ感じるのが、ワイン文化圏の心の広さだと感じます。
画一化を礼賛する社会には、私は馴染めません。
ヒトラーは嫌いだし、アイヒマンは、もっと嫌いです。
おおっと、かなり話が飛びました。
てなわけで、新しい子ヤギの名前を、考えようと思ってます。
楽しみが、出来た!
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