そうそう、余談ですが、飛行機を使ってどこかの町に人が集合して行われるような会合の場合、たいてい挨拶は、
「いつ、着いた?」
「飛行機は遅れなかった?」
となります。
みんながみんな、本当に同じことを言うので、なかなか笑えます。
ちょうど、ホーチミン入りする飛行機の中で、「インドの国営航空会社社長が15分や20分の遅れは遅れだと思っていない、と発言して国会で問題に!」という記事を読んだ後だったので、ベトナムエアはどう思ってんだろ?ということも、考えてみました。
ベトナム人は、あまり好んではいないようです。上記の挨拶を聞く限り。
で、ですね。
ホーチミンの空港で暇をもてあそんだワタクシ。
ベトナム人ウォッチングをしてみました。
するとですね。
なんだか、いっぱいいるんですね。
おもろい人々が。
いちばんツボにはまったのが、女王様と下僕くん。
でっぷりとしたおばちゃん。推定45歳。
ボンボンボンというスタイル(≠ボンキュッボン)で、キャットウォーク。
いや、上品な歩き方じゃなくて、こう、ちょっと強そうな歩き方。
で、目をひいたのは、そのスカート。
真っ青なロングタイトスカートをお召しになってるのですが、アオザイ???と言いたくなるくらいのセクシーな両サイドスリット入り。あかん、パンツ見えるって!!っていうスカート。(でも、セクシーとは言いがたいお姿……。すんません。自分を差し置いて)
で、その女王様の後ろを、ひょろんとした30歳ぐらいの男の子が、ついて歩いてます。
なんか弱そうで、身なりもちょっと、こう、きれいとは言いがたく(失礼!)、いかにも下僕くん。
どういう関係なんや?この二人?
わたしの好奇心探知機、ピピッと反応です。
しばらく、観察を続けることにしました。
どうもこの二人も、フライトが遅れているらしく、6時になるとサービスミールをもらってました。もちろん、下僕くんが二人分、もらいに行ってます。
そして、戻ってきた下僕くん。いすに座っている女王様にミールを差し出し、自分の分は床に置きました。
そして、おもむろに四つん這いになりました。四つん這い???大きく?が渦巻くわたしの目の前で、なんと彼は自らが女王様のテーブルになったのです!!!!!
女王様はまんざらでもないようで、下僕くんの背中にトレイを置き、食事を始めました。でも、一口、二口食べたところでトレイを持ち上げ、彼をテーブル任務から解放してやり、自らの膝にトレイを乗せて、食事をお続けになりました。
一方の下僕くんは、そのまま床に座って、食事にありついていました。
わたしの目の前で繰り広げられた、この一連の出来事。
お宅ら、どういう関係なん???
冗談でも、四つん這いのハイハイスタイルでテーブルになる???
わたしの中で、なんとなく、見てはいけないようなものを見てしまった感が強く残った出来事でした。