ま、こんな感じで@Hanoi⇒にっぽん⇒フィリピンへ

ハノイの思い出を引きずりつつ、
日本の生活とベトナム後遺症をつづってきましたが、
ちょっと浮気して、アジアの島国へ♪

買いかぶりすぎやって

2006-10-06 21:25:35 | ベトナム見聞録

突然、携帯が鳴った。

ディスプレイを見る。
登録している電話番号かららしい。
ちゃんと、名前が出てる。
そやけど、これ、だれや???

いつか、どこかで、自分で登録したっぽいこと
どうも、男性であること

この2つ以外、分かるものは何もない。
日本語のできる人であることを期待しつつ、
でも、いやーーーーな予感を胸に覚えつつ、
電話に出る。

もしもし……

「アロ~!」

軽快に話し始めるおじちゃん。
マシンガントークのベトナム語。
言葉ははっきりしていて、聞き取りやすい。
でも。
でも。
でも。

ベトナム語。

話を聞くうちに、だれかは分かった。
とあるイベント会場で、ちょこっと仕事をいっしょにした人。
名刺をくれと言われて渡し、
でも、そのおじさんは名刺を持ってないからと、
その場で携帯に登録させられた人。

でも、そのときから、どこの所属なのかは
よく分からんかったんですよ。
テレビ局なんか、ラジオ局なんか、
スタジオなんか、イベントプロデューサーなんか、
よく分からんけど、
でも、音響系の仕事をしてる人っぽかった。

で、マシンガントークで話す話す。

どうも、通訳がどうのとか、
ハノイ市がどうのこうのとか、プログラムがどうの、
紹介がどうの、日本がどうの、とか言ってる。
で、わたしに手伝ってほしい、とか言ってる。

でもだ。
肝心のことが分からない。

細切れでは分かるんですよ。
でも、トータルでは分からない。

たまたま、外にいるときで、近くにベトナム人がいなかったので、

「わたしのベトナム語のレベルは十分じゃないので……。
 うちのTさんに電話してもらえませんか。
 わたしからも、おじさんからTさんに電話があると伝えますので。」

「そうか。んー。
 じゃ、Tさんから、こっちに電話をかけるよう、言ってよ。」

ということに。

で、Tさんに電話。
事情を話す。

5分後。

「ちっこぞーーーーさーーーーーん。
 あのですねぇ。
 あの人は、どうも、ちこぞうさんに通訳を頼みたかったみたいですよ。」

はっ!?通訳???
そんなん無理に決まってるやん!!

「わたしが電話したら、いきなり、
 じゃあ、Tさん、今晩、●時に○△×へ来てくださいね。
 日本人と○☆×△■◎※×っていうような打ち合わせだから、
 って話し始めて。」

うん。

「よろしくね。って。
 ちこぞうさんから、ちゃんと話を聞いてるでしょ?って。
 ちこぞうさんでもいいんだけど、ちこぞうさんがTさんにって言うから、って。」

うわぁ!

「で、ですね。
 その後で、事情を説明したんですよ。
 わたしが、どうして電話したのか。」

うん!

「で、それでも、ちこぞうさんに通訳、頼みますか?って。」

がはははは。

「いえ、いいです、だって。笑」

あったりまえだよねーーーー。
あははは。そうだったんだーーーーー。


確かに、彼の頭の中の文脈でわたしの答えを聞くと、
謙遜して辞退してるようにも聞こえますね。

にしても。
そんなにわたし、ベトナム語が上手っぽく聞こえたのかな。
無理やっちゅうねん。そんなん。