♪今日~は 何の日 虫出す虫出す日~♪
きのうのエントリーで、新暦6月11日、旧暦5月5日は何の日?という話を書きました。
bccさん、ユーカリさん、コメントありがとうございます!
(お二人のコメントは、きのうのエントリー欄で、ご覧ください。)
で、ですね。
やっぱり、「体内にいる虫を出す日」「虫を殺す日」だということ。
へー。聞き間違いじゃなかったわけね。わたし。
でも、日本のギョウチュウ検査(←これって、今もやってるんですかねぇ?)に引っかかったときのように、本当に存在する虫を体外に出すというよりは、どうも儀式的なにおいがします。
今日は、いっしょに朝ごはんを食べる、という約束を、2人のベトナム人としていたので、昨日言われたとおり、家を出る前に果物を食しました。
そのことを言うと、
Yさん 「何、食べましたか~?」
わたし 「メロン♪ おいしかった☆」
Gさん 「だめだめ。すっぱい果物じゃないと、だめ」
Yさん 「えー。うっそだー。そんなこと、聞いたことないよー」
Gさん 「あんたが知らんだけちゃうん?」
うーむ。ベトナム人同士でも、意見が割れているぞ。
ベトナム人で知らない人もいるようだし、地方差とか、いろいろありそな感じ。
で、bccさんがコメントに書いてくださってますが、発酵させたものを食べるそうです。
上記会話に登場するYさんが、
「あー、忘れてた!Chikozoさんのために、買ってきたんだ☆」
と出してくれました!
じゃじゃーん♪
Nep Cam (ネップカーム/もしかしたら、Nep Can、かも)
赤米に酵母菌か何かを入れて、発酵させた食べ物だそうです。
こ~んなにたくさんは食べられなくて、小さいおわんに盛って食べました。
お味は、甘酒?
いや、どぶろく?
とにかく、酒系。
ほんのり甘くて、でもすっぱくて、酒かす風のかおりが漂う。だめな人はだめだろうなーという味。わたしは、嫌いじゃないけど、たくさんは食べられんなーという味。ま、今朝はこれをデザートとして食した、っていうのもあるけれど。
でも、おかげで、今年はベトナムの儀式も無事済ませられたので、虫に悩まされることなく、健康に過ごせることでしょう。
おほ。ラッキーだわ。
なんや今朝はガキがアパートに集まりおって、
うるさいなあ
で終わってたと思います。多分、集まってたのは集まっていっしょに発酵食を食べて、そのあとのお遊びコーナーのところで、私が目が覚めたということだったのかなと。
おまけにNep Camの画像まで見せていただきました。勉強になりました。
起源はやっぱり端午の節句から、
日本 → かしわ餅を食す ・・・はどう考えても「ハレの食べ物」
というだけだけど
越南 → 雨季に入って1ヶ月ほどたったころだし、子供の健康
・衛生によいものを食す
なのだとすると、じゃあ中国や韓国での端午の節句って、それぞれどういう「祝い方」になってるんだろう? てなことも思い浮かびました。
「ベトナム 端午の節句」でググってみると、いくつか記事が出てきました。どうも、北のほうが風習が強く残っているみたい。bccさんが書いてらっしゃるように、ちょうど季節的に虫下しをしたほうがいい時期なんだそうです。
来年は、ぜひとも、Nep Camにもご挑戦を!!
で、以前、中国(西安&北京)に住んでいたんですけど、そのときは、普通にちまきを食べてましたねー。しかも、新暦で。もっと南のほうだと、違うかもしれませんけど。
韓国はどうなんでしょう?
醗酵系の食べ物&飲み物大好きなのでネップカームにも興味深々です。写真からはちょっとドキッとするような印象を受けますが(笑)
でもこういう儀式って、なんだか素敵ですよね。
忙しいとついつい生活に追われて、毎日が同じ事の繰り返しみたいになるじゃないですか。
でもこういう儀式や行事を通して、季節や時の移ろいを感じる事ができる。これって凄ーく素敵な事だと思うんですよね。