『ナポリに帰りて』 ナナ・ムスクーリ
”Retour a Napoli” Nana Mouskouri 【YOUTUBEより】
歌姫と称される女性歌手は世界に数多くいるようですが、真の世界の歌姫とよばれるにふさわしいのは
ギリシャ出身のナナ・ムスクーリだといわれています。
しかし1960年代の日本ではどちらかと言えばかなりマイナーな存在で大ヒットもありませんでした。
私が彼女を知ったのは 『ナポリに帰りて』が1962年の春にラジオ大阪のベストテン番組『今週のヒットレコード』に
登場し、二週連続で8位になった時でした。その後も『アテネの恋唄』が五週連続でベストテン入りし(最高5位)
『アテネの白いバラ』なども耳にしましたが『今週のヒットレコード』以外で聞くこともなく、いずれも大ヒットには
至っておりません。(当時は能天気なロックンロールが主役でしたから)
ナナ・ムスクーリは今や世界で最もレコードの売り上げが多い歌手の一人として有名なのですが
当時の日本で実質的なヒットもなく、存在自体もあまり知られていなかったことは淋しい限りです。
ついでに彼女の『アテネの白いバラ』を張っておくことにします。
”Weiße Rosen aus Athen” Nana Mouskouri 【YOUTUBEより】
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ナナ・ムスクーリに関する【ウィキペディア】抜粋
1934年10月13日、クレタ島に生まれた。子供時代は『ナナ』というあだ名で知られていた。
全世界で300万枚以上のレコード、450枚のアルバムを発売し、15カ国の言語(ギリシア語、フランス語、
英語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ラテン語、ポルトガル語、日本語など)で約1500曲の歌を発表した。
また、世界中で230以上のゴールドおよびプラチナディスクを記録している。
世界で最も、レコードの売り上げが多い歌手の一人であり、その売り上げ枚数は、2億3000枚以上ともいわれる。
(後略)