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『アパートの鍵貸します』 The Apartment (米) 1960年制作
監督 ビリー・ワイルダー
音楽 アドルフ・ドイッチェ
主演 C・C・バクスター … ジャック・レモン
フラン・キューブリック … シャーリー・マクレーン
シェルドレイク … フレッド・マクマレー
主題歌 『アパートメント』 ( The Apartment ) 演奏・フェランテとタイシャ―のピアノ
サラリーマンの悲哀を笑いとペーソスで描いたワイルダー自前のソフィスティケーション喜劇。
保険会社の平社員のバクスターは上役に取り入るために自宅アパートを彼らの逢引の場所として提供する。
ところが、部長のシェルドレイクはバクスターが密かに恋していたエレベーターガールのフランを自宅に連れ込んだ。
その上、シェルドレイクは妻と離婚してフランを迎えるという約束を果たそうとしない。フランは思い余って
バクスターの部屋で睡眠薬自殺を図ったところをバクスターに救われた。バクスターは会社に嫌気がさし、
辞表を出して新しい町で人生の再出発をしようと一人で前祝いをしているところにフランが駆けつける。
主題歌の『アパートメント』はチャールズ・ウィリアムズの作曲で、映画のタイトルバックに使われていました。
サントラ盤は存じ上げませんか、フェランテとタイシャ―のピアノのレコードがリリースされています。
↓はフェランテとタイシャ―の『アパートメント』 YOUTUBEより
あの広いオフィスに限りない数のフリーデンには驚かされました。
私も好みの作品のひとつです。
劇映画として起承から転結に向かう過程の
計算されすぎた脚本は見事ですね。
この作品や『お熱いのがお好き』などに見受けられる
ここぞという時の斬新なキメ台詞もさすがです。
この曲は私の好きな楽曲なのですが当時のラジオで
聞いた記憶がありません。
何度もこの作品を鑑賞したので、それによって耳に残ったようです。
コメントありがとうございました。
この映画は私の好きな洋画映画では「ローマの休日」に次いで第2位です。
小粋でしゃれた台詞が散りばめられた脚本には舌を巻きます。
フランが自殺を図る以降の彼の部屋での、医師とのやりとりや、ご指摘の「ロビンソン・クルーソーの足跡」の会話などのおもしろさは特筆ものです。
対訳本を探したのですが出ていないようです。
この主題曲はラジオなどでも聞かなかったので、レコード化されていたとは思いませんでした。
ありがとうございました。