港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

1968年 『行かないで』  ダスティー・スプリングフィールド

2015-11-10 22:28:53 | 続・60年代ポップス変遷史

”If You Go Away” Dusty Springfield



原曲は1959年にベルギー出身のジャック・ブレルが作詞・作曲したシャンソンで、彼として最大のヒット曲です。
これにロッド・マッケンが英詩を付けてダスティー・スプリングフィールドがカヴァーしました。
日本では1968年の春ごろから長く静かにヒットしていました。

If you go away
On this summer day
Then you might as well
Take the sun away
All the birds that flew
In the summer sky
When our love was new
And our hearts were high
And the day was young
And the night was long
And the moon stood still
For the night bird's song
If you go away …

↓はダスティー・スプリングフィールドの『行かないで』 YOUTUBEより


また、この曲は数多くの歌手がそれぞれのお国の言葉でレコーディングしています。
フランク・シナトラ、スコット・ウォーカー、ブレンダ・リー、バーバラ・ストライザンド、オルネラ・ヴァノーニ、
ニーナ・シモン、ナナ・ムスクーリ、そして…

その中からディートリッヒのドイツ語盤を貼っておきます。
↓はマレーネ・ディートリッヒの『行かないで』 YOUTUBEより



しかしながら、何と言っても本家本元を挙げないわけにはいきません。

ジャック・ブレル盤
”Ne me quitte pas” Jacques Brel

Ne me quitte pas
Il faut oublier
Tout peut s'oublier
Qui s'enfuit déjà
Oublier le temps
Des malentendus
Et le temps perdu
A savoir comment
Oublier ces heures
Qui tuaient parfois
A coups de pourquoi
Le cœur du bonheur
Ne me quitte pas …

↓はジャック・ブレルの『行かないで』 YOUTUBEより




この歌のサビ、誰かさんの歌謡曲にあまりにも似ていますね…



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行かないで (いせえび)
2017-10-07 22:03:23
こんばんは。
「行かないで」は、いろいろな国の人がいろいろな言葉で歌っているのですね。
好みはさまざまでしょうが、私の好みはダスティ-・スプリングフィールドです。
情感豊かに、深い表現力で、切々と歌う彼女の歌声に魅せられます。
この声で歌われては、出て行けません(^^)。
返信する
後ろ髪 (ろこ)
2017-10-08 01:10:47
こんにちは。

 私も「いせえび」さんに一票です。
 ダスティ-・スプリングフィールドの切なく歌い上げる声に、後ろ髪ひかれます。
 同じ歌でも、歌唱力、情感のこめかた、表現力に負うところ大ですね。
返信する
いせえびさんへ (Chochin)
2017-10-08 16:50:13
こんにちは。
この曲は本当に多くの国で愛された名曲ですね。
『この胸のときめきを』もそうでしたが、彼女の音楽に関しては
完璧主義者としてその歌唱力は抜群です。
何度でも聞きたくなる、そんな一曲でした。
コメントありがとうございました。
返信する
ろこさんへ (Chochin)
2017-10-08 16:52:04
こんにちは。
仰る通り、歌唱力、情感のこめかた、表現力は超一流です。
数あるこの歌曲のレコードとしては最高なのかもしれません。
ただ、気性の激しい気難し屋さんで、アルコール依存では
抑えきれずにドラッグ常習という事態に陥ってしまいました。
音楽を愛するが故の行動だったのかもしれませんが
どうしても彼女に好感が持てない私です(汗々
コメントありがとうございました。
返信する