静かなブーム？「朝鮮王朝実録」 解説本読んでいます

「설민석의 조선왕조실록（ソルミンソクの朝鮮王朝実録）」を借りて読んでいます。初版は2016年7月で、韓国語で書かれた本です。

元の「朝鮮王朝実録」は一日に100ページ読んだとしても4年3ヶ月はかかる膨大な分量の本だそうです。

27人の歴代の朝鮮の王様について書かれた「朝鮮王朝実録」を読者に語りかける文体で分かりやすく解説しています。

先日は、世宗と文宗の項を読みました。

「世宗」で興味深かったところをメモします。

・在位期間が27名の王の内7番目に長い

・世子の在位期間が一番短い（52日）

・業績の内の一つ。に産後100日の暇を与えた。また１か月前からの産前休暇も。それまでは田畑で子を産むこともしばしば見られたためとある。（この話を読んで、今から100年程前に朝鮮に住んでいた頃野良仕事の最中に畑でお産をし、自分でへその緒を切り、産後の養生も出来なかったと言っていた人の話を思いだした。）
そして、世宗はの夫にも育児休暇を与えたという。

・世宗は聖君であったが、その分臣下は忙しく、今でいう夜勤も多かったという。辞職願いを出しても受け入れられなかったそうだ。名宰相といわれた黄喜は87歳でやっと引退させてもらった。