小学校に入学し孫が俳句を作りたいと言って以来、いつか「朝日俳壇」に同時入選したいと思っていました。孫とは離れて暮らしていますが、時折ラインで俳句の相談をしてきます。彼女の感性の鋭さの為でしょうか、彼女にしか詠めない俳句を作るようになってきました。時折「朝日俳壇」にも採っていただくようにもなりました。
願っていた同時入選、それは意外に早くやってきました。令和3年8月8日でした。
ゆっくりと見たり聞いたりカタツムリ
この句が高山れおな選第一席になり「かとうさん。カタツムリの動きではなく見たり聞いたりに着目したところが斬新。味わいも深い。」との大変嬉しい評もいただきました。それだけでなくこの句には☆マークつまり共選作として長谷川櫂選の十句目にも採っていただき「『ゆっくりと』大きくなってほしい」との、これまた嬉しい評をいただきました。
その長谷川櫂選に拙句も入りました。
山ひとつ海に流して梅雨明ける
同じ日に、孫が俳壇に私が歌壇に入選したことはありますが、二人の俳句が同時に俳壇に載ったのは初めてのことでした。折からの夏休み、拙宅で入選を知った彼女は、さっそくパパとママに
LINEを送り喜びを共有していました。
これから何度同時入選ができるかどうかわかりません。多方面に興味を示す彼女が俳句を続けるかどうかも分かりません。でも、たとえ短い時間であっても、二人で俳句を語り合う時間を大切にしたいと思う「じっちゃん」です。
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