グダグダ cobamix

グダグダと書いています

今夜はカミさんの苦手なキムチ鍋(^_^;)

2018年06月16日 18時54分28秒 | つれづれに
一人では、きのう買った刺身を食べきれず、結局は今晩に食べることになる。

娘たちが来ると思っていたからねぇ。(^_^;)



そして一人用の土鍋でキムチ鍋。



冷蔵庫の野菜室にかなり前からあるセロリも食べちゃおうか。(^^)

コメント

聖教新聞 (2018/ 5/25) 〈ライフスタイル Woman in Action 輝く女性〉 まかない・ただめし・あつらえ・さしいれ・サロン18禁 未来食堂へようこそ!

2018年06月16日 17時41分40秒 | コラム・ルポ

〈ライフスタイル Woman in Action 輝く女性〉 まかない・ただめし・あつらえ・さしいれ・サロン18禁 未来食堂へようこそ!

2018年5月25日 聖教新聞

「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」を目指して
「未来食堂」店主 小林せかいさん
 
 
 

 2015年、東京・神保町にオープンした「未来食堂」は、カウンター12席の定食屋さん。従業員は店主ただ一人。それでもオフィス街のランチタイムに何回転も回せるのは、独自の「まかない」という仕組みがあるから。今回は、なぜ今までなかったようなユニークな食堂が誕生したのか、店主の小林せかいさんが掲げる理念や考え方について聞きました。

50分手伝うと1食無料に

 未来食堂には、独自のアイデアが詰まっている。「まかない」は一度来店した人が次回以降、皿洗いなど50分間手伝えば1食無料になる仕組み。店内は“まかないさん”と小林さんだけで運営されるので、人件費はゼロ。

 「まかない」で得た1食を、手伝った人が食べずに無料券として店の入り口に貼り、他の客がそれを使うのが「ただめし」。それでも未来食堂は黒字経営。事業計画書や決算書、さまざまなノウハウもサイト上に公開している。
 「私が大学卒業後に働いていたIT業界では、知識を公開し、誰でも指摘や変更ができるオープンソースの考え方が一般的。飲食でも知識をシェアして、業界全体を良くしたいんです」
 エンジニアとして6年半勤めた後、1年4カ月の修業期間を経て開業。「頑張ってもないのにできないと嘆くのは甘い」と、人並み外れた実践力で実現した。
 ランチは900円の日替わり定食1種類のみ。だから店にはメニュー表がない。既存の“当たり前”をとことん解体する。他にも、夜には来店客の希望に合わせておかずを足す「あつらえ」や、お酒の持ち込みは自由だが半分を店や他の客に寄付する「さしいれ」、会員制で“18歳未満”のみ参加可能な「サロン18禁」など、面白い取り組みがめじろ押しだ。
 「未来食堂の理念は『誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所』。全て、この理念を体現するための取り組みです。『まかない』には飲食店を開きたい人だけでなく、いろんな人が来ますが、この店でやりたいこと、その人らしさを、そのまま受け入れます」
 取材時にも、千葉から58歳の男性が、15回目の「まかない」に来ていた。来店のきっかけは新聞記事といい、過去に飲食業界は未経験。買い物や備品整理などを担当し、「せかいさんは指示が的確。楽しいですよ」と笑う。
 まかないさんは雇用ではないので、あくまでフラットな関係。「嫌だ」と思えば来なくていい。店の内部を知る立場となるが、同時に顧客でもある。

人の評価に振り回されず

 小林さんは“スパルタ教育”の家庭に育ち「常にトップで当たり前。良い点数を取らないと、そこにいられないことが窮屈だった」と振り返る。

 15歳の時、初めて一人で喫茶店に入り、本を読んだ。そこで、何者でもない“個”の自分を受け入れられたと感じ「いつか店を持つ」と決めた。さらに――。
 「高校時代に2カ月ほど家出して、お金がないから仕事を見つけました。そこで働く人たちと夕食を取った時の『いただきます』に、なぜか涙が止まらなかった。ただ一緒にご飯を食べただけなんですけど、誰とも通信を絶っていた時に、人とのつながりって大事なんだなと痛感できました。
 すごく偏食の私が定食屋に決めたのは、この経験も一因です。『まかない』や『ただめし』は最後のセーフティーネットで、自分の思いとしては、困っている人がいたら放っておけない、ということですね」
 開業までには紆余曲折があり、オープン後は、あっという間に多くの媒体に取り上げられ、話題の人となった。
 「称賛にも惑わされないことが大事。目立てばたたかれるし、一斉にバッシングに変わることもある。世論ははかないですからね。
 学生時代、私は好きな着物で通学していたので浮いていました。学食でも“ぼっち(一人ぼっち)”。でも学園祭で開いた喫茶店が好評で表彰された途端、急に人が話し掛けてくるようになった。
 変わり者扱いから、歓迎モードですよ。振れ幅が怖かったですね。全然うれしくなかった。その経験があるから、人の評価は良くも悪くも気にしません」
 他人の評価に振り回されず、「そんなの無理」と言われても、やると決めたらブレずに実行する強さを持つ小林さん。それでも、誰もやったことのない取り組みに挑戦する時、不安がよぎることもあるのでは――。どう乗り越えているのだろう。

問題点と恐怖を混同しない

 「実は人一倍ネガティブ思考なんです。お客さんもまかないさんも『誰も来ないかもしれない』と思いながら、毎日営業してます。必要以上に期待もしません。

 何か始める時も『うまくいかなかったら、どうしよう』と思うからこそ、じゃあ成功するにはどうすればいいか――逆算して考え、問題点と恐怖を混同せず、やるべきことは何で、覚悟することは何か、気持ちを整理します」
 こうした挑戦が評価され、日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」を受賞。その時のスピーチでは、自身の信念を語った。

 環境が、あなたの行動にブレーキをかけるのではありません。あなたの行動にブレーキをかけるのは、ただ一つ、あなたの心だけなのです。
 日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」(受賞スピーチから抜粋)

 多忙な毎日の中で流されず、実践を重ねるコツとは――。
 「時間を、1時間などではなく『10分やる』と決めて集中します。もう少しできそうなら延ばす。10分たったらいつでもやめていいので、やらなきゃと思いながらやるのとはストレスが全然違う。それを繰り返します」
 小刻みに時間を区切り、達成感を得ながら着実に実行してきた。今、新たなアイデアがある。
 「『閉店食堂』です(笑い)。延々と続く閉店セールじゃなくて、本当に“あと〇〇日”で閉店する。例えば取り壊しが決まっているビルを期限付きで借りるとか。最後までお客さまが笑ってくれるのは、物件のオーナーにも意味があると思います。
 毎日続き、ずっと向上を求める連続性は疲れてしまい、今の時代に合ってない気がするんです。オリンピックが盛り上がるのは、期限付きだからじゃないかなと。
 地域活性化で未来食堂に関心を持っている方も多いので、SNSで共有して、全国各地で『閉店食堂〇〇店』とできますよね。
 うちのまかないさんがやることもあるでしょうし、いろんな考え方にフィットしそうです。店の前を通勤で行き来する方も『閉店をこんなに楽しく考えてるんだ!』とか(笑い)。これって、社会にとっても意味がある気がします」
 ユニークな発想をカタチにする小林さんの挑戦は、まだまだ続く。

 こばやし・せかい 東京工業大学理学部数学科卒業。2児の母。日本IBM、クックパッドで6年半エンジニアとして勤めた後、1年4カ月の修業期間を経て、2015年9月、東京都千代田区一ツ橋に「未来食堂」を開業。ユニークな仕組みで飲食業に新風を吹き込む。「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」などTV番組にも多数取り上げられる。著書『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』(太田出版)、『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』(祥伝社)他。URL http://miraishokudo.com/

 ご感想をお寄せください life@seikyo-np.jp

 【編集】加藤瑞子 【レイアウト】吉野圭 【写真】小林せかいさん提供


おもしろい! 何だかワクワクする記事!

週明けの仕事再開に向けて、前向きになるねぇ。

コメント