一難去ってまた一難の話

毎度ご無沙汰ばかりでございます。

テレビに映り出される台風19号の被害に胸を痛めるばかりの今日この頃ですが、皆さまのお宅はご無事でしたでしょうか。

おかげさまで今回は、被害を被ることもなく避難先から戻ったら、家も瓦も飛ばされておりませんでした。

家を出る時に、床上浸水、家倒壊などを考慮し、一階の金庫に入れてある家の権利書を冷蔵庫の中に避難させたのですが、そのようなことも杞憂に終わりありがたいことでございました。

ところが、ほっとしたのも束の間、二つの台風で延び延びになっていたリフォームが再開されると、衝撃の事実が待ち受けていたのでありました。

最後に残っていた東側外壁を剥がしてみたところ、柱という柱が白蟻に食い散らかされており、ボロボロスカスカ状態だったのでございます。

ウエハス状になった柱に辛うじてサイディング がくっついているようなものでして、こんな状態で部屋が崩れ落ちなかったのが不思議なほどでした。

ベテランの大工さんを以ってしても、こんな酷いのは初めてだそうで、対策に頭を抱えておられました。

何ゆえ、ここまで被害が大きくなったのか、大工さんのお話では

サイディング の繋ぎ目にこれでもかと塗られたコーキングで雨水の抜け道が塞がれてしまったためとのこと。

サンルームやその隣の部屋にも、てんこ盛りのコーキングが塗られており、雨漏りを防ぐ目的が逆に白蟻の温床を作ってしまったという訳でした。

初めて大工さんが我が家を見回った時に、素人でもこんな塗り方しない、と呆れておられましたが

コーキングを塗った犯人は、ど素人のかつての夫でございます（笑）


当初、お願いしようと思っていた業者さんは、既存のサイディング の上に新しいサイディング を貼る工法だったことを思うと、ぞっとします。

この度の匠の大工さんとの出会いに感謝です。





白蟻さんに最も愛された南東2階長男の部屋