ことのはのはね~奈良町から

演劇、アート、短歌他、町家での出会いまで、日々を綴ります。

30年前?!の芝居が再演されます。

2018-05-15 | 演劇
関西を中心に実験的かつ、意欲的な演劇活動を続けている、演出家、エレベーター企画主宰、外輪能隆さんから連絡がありました。私は大学時代、学生劇団を奈良で立ち上げましたが、彼はそのメンバーで、演出もしていました。その学生劇団で阪急ファィブ(今のHEPホール)で公演もしたのですが、大阪公演の前は、奈良でオリジナルを上演していました。奈良市内にまだ、ならまちセンターも音声館も100年会館もなく、どこで芝居するの?!といった状況でしたが、生駒駅近くにあった、演劇評論家、神澤和明先生のスタジオで上演させていただいていました。その学生劇団の二作目「女優ものがたり」を大阪のカフェスタジオで上演するとのこと。びっくりしました。そもそも、私は何度もの引っ越しで、そのころ書いた脚本が手元になくて…。その当時の私の手書きの台本をコピーして、外輪さんが持ってきてくれました。ほとんど、手をいれず、まま、上演するとのこと。
その脚本には、当時読んでいた、マンガ、くらもちふさこの「A-GIRL」の絵が貼ってありました。そう、くらもちふさこ先生は、別冊マーガレットを中心に活躍されていた御大ですが、なんと、今、NHK朝の連続ドラマ「半分、青い」の主人公の漫画の師匠が「くらもちふさこ」の作品を使っていて、私が台本に貼り付けたマンガの絵が、ドラマの中でも大きく映っているのです!
まあ、そんなこともあり、30年前がなんだかとても身近になってきたわけです。
さて、その「女優ものがたり」、今の私の戯曲から比べると「えーー?」というところもありますが、世界観というのは、あまり変わらないものだと思いました。よろしければ、ぜひ、お越しください。(要予約)
そんな昔、ビリー・ジョエルのアカペラの名曲「ロンゲスト・タイム」が好きで、確か当時の芝居にも使ったかも?それでYouTubeで検索してたら、本家本元のビリー・ジョエルはもちろん、素晴らしいのですが、イギリスのコーラスグループ「The Overtones」(オーバートーンズ」が歌う、「ロンゲスト・タイム」を見つけました。50年以上前のビートルズのデビュー当時の素敵なスーツスタイルを洗練させ、現代的にしたような、30代から40代のグループで、これが中々、良いのです。良きイギリススタイルというか、妙なノスタルジィと品とユーモアがあり。
これはこれから、楽しみが増えたなあ、と来日公演しないのかしらと思って調べたら、先月、メインボーカルが急死していて…なんとも残念。
そんなこんなで、80年代の芝居から音楽にここのところ、はいっています。
バブル前でしたが、戸川純ちゃんを東京に見にいったり、テント芝居を見ていた懐かしい時代、音楽も演劇も横並びにならない、本当に個性的な時代でした。そのエッセンスを、今こそとなんだか強く感じるこの頃です。




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