ことのはのはね~奈良町から

演劇、アート、短歌他、町家での出会いまで、日々を綴ります。

夜の奈良~ならまち遊歩

2017-08-16 | お知らせ
奈良はどこも早く閉まるため、夜が楽しめない、と一般的に言われていますが、そんな奈良の夜を提灯でいざない、奈良町を散策しようというイベントが、今日から25日まで開催されます。奈良町界隈の町家の軒先に吊られた提灯は、中々、風情ありますよ。
さて、ニュース的には、猿沢池に「池床」が出来たことが、取り上げられていました。本日の夕方のMBSの番組でも、京都の貴船の涼やかな川床と比較していました。池なので「涼感」は勝てませんが、興福寺の鐘の音、池と五重の塔の夕景は、普段の奈良の素晴らしさを十分に語っていると思います。
興福寺の鐘の音は、家にいても日によってですが、良く聞こえます。「音」が夜になる時間を導くのは、なんともよいです。
この「ならまち遊歩」のオープニングが、本日、その鐘の音を背景にスタートしましたが、その最初の「語り」を書きました。ならどっとFMの大道ランさんが猿沢池の池床で読みましたが、背景に鐘の音があり、ランさんの声が自然にすうっとマッチしていました。その「語り」を一部、ご紹介します。
(期間中、CDで流すらしいので、夕刻にどこかで聞けるかもしれません。)

奈良町をほんのり照らす提灯の
光なんだか懐かしい
古い町家の格子の奥に
小さな路地の草むらに
辻を曲がった店の入口に
少しずつ闇が濃くなって
夜が始まる 町がものがたる
見たこともない町の顔 さがしにゆこう
遊 遊 遊歩 奈良町遊歩

期間中は、奈良町界隈のお店もいつもよりは長い時間?あいているようです。
奈良町にぎわいの家の格子の前にも、2つ提灯が下がっています。
夜の奈良町をゆっくりとどうぞ。

(「ならまち遊歩H.Pより)


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