『 蟻 の 巣 』Produce Vol.4 TOKYOハンバーグ 演劇公演
08.12.6 千本桜ホール 東急東横線・学芸大学 14:00から観劇
【感 想】
一般的に障害者ダウン症と呼ばれる子供を授かった両親の苦難な実態を
この演劇で知りました・・・。その実態は、その子供の周辺で共鳴し運命を翻弄される家族。
リアルでした。ラストの父親の裏表の感情!だがしかしそのラスト場面で オリンピックで斉唱した有名なカナダの歌手が唄う受胎したマリア様を賛美する美しい歌が流れます。
そしてそこでの父親が我が子殺しをする”意識”をその父親のDNAに残っている愛情“愛”と“情”が、
その障害のある子供たちを愛しみ殺してしまう裏腹な苦悩姿に感銘を得ました!
男、父と弟にある善と悪の二律背反感情が、この物語の柱でありテーマであると思いました。DNAはマリヤと同じ母方の遺伝子しか残さないと聞きます。故に、この劇は、産んだ”母の苦しみと喜び”がこの家族の絆になり、このダウン症の子供を通し、この受難を克服する両刃の剣的”家族愛”の葛藤ストーリーに感心してしまいました。
また、科白で「蟻の巣の奥には、女王蜂がいる」 つまり母がいる。ーということを
暗示した事にもつくづくと思いました・・・。
更に、生徒の小学生の女の子が「私も蟻さんの声を聞いた」という科白も、幼い頃私自身も蟻の声を聞いたことのある経験をこの舞台で自分の幼い頃を顧みてしまいましたました。この”蟻の声を聞いたことのある”経験は原作者とこのスッタフと私だけでしょうかー?
今でも障害者の定義は、成人し成長した人が勝手に想定したもので、その想定したお役人も成人し、この現代社会に感化された障害者であることを忘れてしまい、健常者と障害者の壁を作ったことに気づいていない事を考えさせられました。子供の頃は、自然に壁隔たりなく皆一緒に生活をしていたことをこの舞台で改め思い出さされてしまいました。
障害者という概念は、現代社会の歪みと都会の生産者がつくった”理屈の壁”でしか思えないと・・・。
その子供の言葉で、今まで都会に暮らし慣れてしまいましたから、その声、その隔たりのない生活を忘れ、聞こえないふりをし差別していた自分を自分自身でシッタしてしまいました・・・。
また、私も幼い頃田舎で、犬が蝉または蝉を美味しそうに食べる様子を見て、食べたい欲望を持った記憶があり、この舞台での兄弟に感情移入し共感さえてしまいました・・・。
東京に出た来て間もない頃、私はよく車椅子の人またはその介護人に呼び止められ、手伝ってくれと言わました。また電車では、いつの間にか肩に少年の顎が自然にのかっていて、そのダウン症風子の母親がすみませんとすまなそうに謝る場面にも遭遇したりもしましたが・・・。
今ではそんな事も少なくなり、とても残念です・・・。
『蟻の巣』 上演紹介
『 蟻の巣 』 TOKYOハンバーグ 演劇公演紹介 CoRich 舞台芸術 説明 写真など多数
TOKYOハンバーグ HP 公式ホームページ 次回公演予定など
【記 録 Memo】
TOKYOハンバーグ Produce Vol.4 蟻の巣 作・演出/大西弘記
2008年12月4(木)~7日(日)
場所/千本桜ホール(東急東横線・学芸大学駅徒歩1分)
若い夫婦の間に生まれた赤子
知的障害という十字架を背負いながらも
生きるため必死に泣き声をあげ
愛を乞う
生きる意味は知らない
生きる喜びは知っている
君の屈託のない笑顔を見ていると思うんだ
どうして僕らが自由なんだろうと
【出演者】
正村徹(プロースト)
西本浩明(Soul Cube)
金重陽平
佐々木義紀
水野あきえ(Hello There&Co)
黒田菜摘
熊地絵理子(Trigger Line)
増田亜見(セントラル子供劇団)
清水明子
岩松れい子(Village Voice)
谷本一(高岡事務所)
【スタッフ】
音響/福西理佳(猫の手)
照明/松本雅文(ライトスタッフ)
舞台監督・大道具/森貴裕(猫の手)
宣伝美術/佐藤圭三(ago co.,ltd)
制作・Webデザイン/足立亮子
企画・製作/TOKYOハンバーグ
【タイムスケジュール】
2008年 12月4日(木) ―― 19時~
5日(金) 14時~ 19時~
6日(土) 14時~ 19時~
7日(日) 13時~
08.12.6 千本桜ホール 東急東横線・学芸大学 14:00から観劇
【感 想】
一般的に障害者ダウン症と呼ばれる子供を授かった両親の苦難な実態を
この演劇で知りました・・・。その実態は、その子供の周辺で共鳴し運命を翻弄される家族。
リアルでした。ラストの父親の裏表の感情!だがしかしそのラスト場面で オリンピックで斉唱した有名なカナダの歌手が唄う受胎したマリア様を賛美する美しい歌が流れます。
そしてそこでの父親が我が子殺しをする”意識”をその父親のDNAに残っている愛情“愛”と“情”が、
その障害のある子供たちを愛しみ殺してしまう裏腹な苦悩姿に感銘を得ました!
男、父と弟にある善と悪の二律背反感情が、この物語の柱でありテーマであると思いました。DNAはマリヤと同じ母方の遺伝子しか残さないと聞きます。故に、この劇は、産んだ”母の苦しみと喜び”がこの家族の絆になり、このダウン症の子供を通し、この受難を克服する両刃の剣的”家族愛”の葛藤ストーリーに感心してしまいました。
また、科白で「蟻の巣の奥には、女王蜂がいる」 つまり母がいる。ーということを
暗示した事にもつくづくと思いました・・・。
更に、生徒の小学生の女の子が「私も蟻さんの声を聞いた」という科白も、幼い頃私自身も蟻の声を聞いたことのある経験をこの舞台で自分の幼い頃を顧みてしまいましたました。この”蟻の声を聞いたことのある”経験は原作者とこのスッタフと私だけでしょうかー?
今でも障害者の定義は、成人し成長した人が勝手に想定したもので、その想定したお役人も成人し、この現代社会に感化された障害者であることを忘れてしまい、健常者と障害者の壁を作ったことに気づいていない事を考えさせられました。子供の頃は、自然に壁隔たりなく皆一緒に生活をしていたことをこの舞台で改め思い出さされてしまいました。
障害者という概念は、現代社会の歪みと都会の生産者がつくった”理屈の壁”でしか思えないと・・・。
その子供の言葉で、今まで都会に暮らし慣れてしまいましたから、その声、その隔たりのない生活を忘れ、聞こえないふりをし差別していた自分を自分自身でシッタしてしまいました・・・。
また、私も幼い頃田舎で、犬が蝉または蝉を美味しそうに食べる様子を見て、食べたい欲望を持った記憶があり、この舞台での兄弟に感情移入し共感さえてしまいました・・・。
東京に出た来て間もない頃、私はよく車椅子の人またはその介護人に呼び止められ、手伝ってくれと言わました。また電車では、いつの間にか肩に少年の顎が自然にのかっていて、そのダウン症風子の母親がすみませんとすまなそうに謝る場面にも遭遇したりもしましたが・・・。
今ではそんな事も少なくなり、とても残念です・・・。
『蟻の巣』 上演紹介
『 蟻の巣 』 TOKYOハンバーグ 演劇公演紹介 CoRich 舞台芸術 説明 写真など多数
TOKYOハンバーグ HP 公式ホームページ 次回公演予定など
【記 録 Memo】
TOKYOハンバーグ Produce Vol.4 蟻の巣 作・演出/大西弘記
2008年12月4(木)~7日(日)
場所/千本桜ホール(東急東横線・学芸大学駅徒歩1分)
若い夫婦の間に生まれた赤子
知的障害という十字架を背負いながらも
生きるため必死に泣き声をあげ
愛を乞う
生きる意味は知らない
生きる喜びは知っている
君の屈託のない笑顔を見ていると思うんだ
どうして僕らが自由なんだろうと
【出演者】
正村徹(プロースト)
西本浩明(Soul Cube)
金重陽平
佐々木義紀
水野あきえ(Hello There&Co)
黒田菜摘
熊地絵理子(Trigger Line)
増田亜見(セントラル子供劇団)
清水明子
岩松れい子(Village Voice)
谷本一(高岡事務所)
【スタッフ】
音響/福西理佳(猫の手)
照明/松本雅文(ライトスタッフ)
舞台監督・大道具/森貴裕(猫の手)
宣伝美術/佐藤圭三(ago co.,ltd)
制作・Webデザイン/足立亮子
企画・製作/TOKYOハンバーグ
【タイムスケジュール】
2008年 12月4日(木) ―― 19時~
5日(金) 14時~ 19時~
6日(土) 14時~ 19時~
7日(日) 13時~
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