映画「風立ちぬ」を観た後に調べた文献です。
しかしそのままになりただのメモ書きになりっぱなしー。時間がないので未整理のままUPします。
何かしら参考になると思います・・・
実験記録などとともに保管されていたという。
「日本の軍部とそれと結ぶ政治家が外交で平和的に打開せず武力に訴えるところまで短気を起こしたことが戦争の近因ではなかったか」と、開戦に至った原因を分析。
「われわれに国際間の自由な交易を世界が許してくれなければ疲弊から立ち直ることはできない。そもそも先進欧米諸国のブロック経済主義が根本原因ではなかったか」とも記し、当時の日本が世界恐慌後の長い景気低迷と欧米の包囲網に苦しんだ状況にも言及している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013080102000130.html
堀 辰雄(ほり たつお、1904年(明治37年)12月28日 - 1953年(昭和28年)5月28日)は、一方で、関東大震災の際に母を失うという経験もあり、その後の彼の文学を形作ったのがこの期間
肺結核を病み、軽井沢に療養することも多く、そこを舞台にした作品を多くのこしたことにもつながっていく。また、病臥中にマルセル・プルーストやジェイムズ・ジョイスなどの当時のヨーロッパの先端的な文学に触れていったことも、堀の作品を深めていくのに役立った。後年の作品『幼年時代』(1938年-1939年)にみられる過去の回想には、プルーストの影響を見る人も多い。
1933年、軽井沢で矢野綾子と知り合う。その頃の軽井沢での体験を書いた『美しい村』を発表。1934年、矢野綾子と婚約するが、彼女も肺を病んでいたために、翌年、八ヶ岳山麓の富士見高原療養所にふたりで入院する。しかし、綾子はその冬に死去する。この体験が、堀の代表作として知られる『風立ちぬ』の題材となった。この『風立ちぬ』では、ポール・ヴァレリーの『海辺の墓地』を引用している
現代の女性の姿を描くことにも挑戦し、『菜穂子』(1941年)のような、既婚女性の家庭の中での自立を描く作品にも才能を発揮した。
1937年、加藤多恵(1913年7月30日-2010年4月16日、筆名として多恵子を使用した)と知り合い、1938年、室生犀星夫妻の媒酌で加藤多恵と結婚。身近な人を次々と亡くし、自身も肺結核と闘病する辰雄に多恵夫人は生涯尽くし続けた。
戦時下の不安な時代に、時流に安易に迎合しない堀の作風は、後進の世代の中にも多くの支持を得た。また、堀自身も後進の面倒をよく見ており、立原道造、中村真一郎、福永武彦などが弟子のような存在として知られている。なお『菜穂子』の登場人物「都築明」のモデルは立原道造であるともいわれている。(共に大学の建築学科出身で建築事務所に勤めているなど、いくつか共通点が見受けられる)
ちなみに、辰雄は立原道造を弟のように思っており、道造も彼を兄のように思い、慕っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E8%BE%B0%E9%9B%84
有島武郎と秋子の心中をモデルにして,軽井沢の別荘が死に場所と定められたあと,なぜともなく『風立ちぬ』が思いだされ
堀達雄が訳した「風立ぬ、いざ生きめやも」が表題
Le vent se lève. Il faut tenter de vivre ! 風が立つ,生きようと試みなければならない! とつぶやくとき,目に浮かぶのは,軽井沢の木立の緑色ではなく,燦然とふりそそぐ陽光のもと,はるかに広がる地中海の紺碧色です.
「海辺の墓地」は24節からなる詩篇です.「鳩たちが歩んでいる,この静かな屋根は」と,うたいだされますが,「屋根」とは細かに波うつ海面であり,「鳩」はそこにむらがる漁船です.詩人は正午の地中海を眺めつつ,墓地に眠る死者たちへ思いをはせ,死の哲学的瞑想にふけります.しかしながら,最後にはうつろいゆく存在としての己れの運命を受け入れ,現世と現在時に生きようと決意するのです.そのとき,その決意に呼応するかのように,にわかにまき起こった風と波が,生の賛歌となって〈非在〉をうち破ります.
ヴァレリーの生地セートには,港町のはずれ,海を見下ろす丘の上に「海辺の墓地」と呼ばれる墓地があり,詩人自身もここに眠っています.
堀辰雄はヴァレリーのこの詩の死生観に共鳴
ファウスト節
Ce toit tranquille, où marchent des colombes,
Entre les pins palpite, entre les tombes;
Midi le juste y compose de feux
La mer, la mer, toujours recommencée
O récompense après une pensée
Qu'un long regard sur le calme des dieux!
ラスト節
Le vent se lève! . . . il faut tenter de vivre!
L'air immense ouvre et referme mon livre,
La vague en poudre ose jaillir des rocs!
Envolez-vous, pages tout éblouies!
Rompez, vagues! Rompez d'eaux réjouies
Ce toit tranquille où picoraient des focs!
Le Cimetière Marin (1920) - Paul Valéry
http://blog.goo.ne.jp/0390_2006/e/cc9075d14d812baac0e54e6758060323
日本語訳では上田敏による「秋の日のヰ゛オロンのためいきの……」(落葉=秋の歌)、堀口大學による「秋風のヴィオロンの附節ながき啜泣……」(秋の ...
BLOGを整理していましたけっこう草稿のまま忘れられていた記事がありましたので今年中にUP整理したいと思います・・・。しかし予定は未定ですのでー
UP日時は整理できUPした日時に一旦しておき、今年の末にこの下にある記事を書いた日に変更移動したいと思います。
2013-12-30 10:37:21 UP