ニヒルで軟弱な最期が個人的に嫌いな作家 太宰治が幸せな甲府時代住んで通っていた
近所の温泉銭湯 喜久の湯 につかって来ました・・・。
甲府市朝日5-14-6 山の手通りから朝日通りへ 最初の信号機国立病院前交差点右折すぐ
入り口玄関 お風呂 脱衣場
甲府・喜久の湯 ひろさんの旅枕 全国共同浴場でー
源泉掛け流し(ぬるい温度でゆっくり 飲めます) 加熱掛け流し(循環浴槽とジェット浴槽)
無料サウナ室(座席濡れ防止に敷き用タオル50円必要)
下駄箱 鍵板が斜めなのが珍しく味わいがありました。
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 効能:神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺
この喜久の湯に一時間ぐらい浸かりましたら、昼間散策した疲れがとれ、悴んだ手も温もりました。
筋肉痛からの疲労緩和回復実感! その後3日間は体が楽になっていましたー。ほんと・・・
太宰治が日蓮宗清運寺参道にあった下宿寿館跡付近 奥に清運寺
疲れがとれ体の芯から温まった銭湯帰りに銭湯に貼ってありました太宰の下宿跡に寄ってきました。
下宿跡がはっきりしません? 調べた情報だとこの駐車場の写真右側です。要確認!
住所は甲府市朝日5-3-7付近 旧竪町93番地 ですが古地図で照らしあわせると違っていて
朝日5-3-7は旧竪町95-11番地にあたります。
推測からこの駐車場の写真右側の先にある住宅の周辺と思われます・・・。
多分、この写真の右側の住宅周辺が下宿先の寿館跡だと思います・・・。
写真奥は清運寺で右が駐車場です。 Maybeー また春にも確認したいとお見ますー。
もし旧住所 旧竪町93番地ですと清運寺塀を通りこの先の妙詮寺への
T字路の右側になります???
当時の古地図と清運寺写真が載っていますので下記の峡陽文庫HPを参考にして下さい。
太宰治と甲府3【甲府市竪町 寿館】 峡陽文庫
参 考
甲府市/太宰治 解説 MAPなど 甲府市観光課HP
桜桃忌 太宰治ゆかりの地という表示は 清運寺だより
なお清運寺は坂本龍馬の婚約者 千葉さな子の分骨され建てられたお墓が有ることでも有名だそうです。
千葉さな子のお墓を訪れてみませんか? 甲府市観光課HP
千葉さな子は北辰一刀流の開祖千葉周作の弟千葉定吉の長女で北辰一刀流小太刀免許皆伝、長刀師範。
父定吉は桶町(現 京橋一丁目付近)千葉道場を開いており坂本龍馬が三年ほど剣術の修行をこの道場で学んでいたそうです。さな子は誉れ高い美貌で知られ「千葉の鬼小町」「小千葉小町」と呼ばていたそうです。
坂本龍馬と千葉さな子 清運寺HP
太宰治が寿館で書いた小説「
I can speak」の一部抜粋 1939年(昭和14年) 初出「若草」2月号
甲府へ降りた。たすかった。変なせきが出なくなった。甲府のまちはずれの下宿屋、日当りのいい一部屋かりて、机にむかって坐ってみて、よかったと思った。また、少しずつ仕事をすすめた。
おひるごろから、ひとりでぼそぼそ仕事をしていると、わかい女の合唱が聞えて来る。私はペンを休めて、耳傾ける。下宿と小路ひとつ距へだて製糸工場が在るのだ。そこの女工さんたちが、作業しながら、唄うのだ。なかにひとつ、際立っていい声が在って、そいつがリイドして唄うのだ。鶏群の一鶴いっかく、そんな感じだ。いい声だな、と思う。お礼を言いたいとさえ思った。工場の塀へいをよじのぼって、その声の主を、ひとめ見たいとさえ思った。
太宰治著 小説「I can speak」 全 文 青空文庫