Tango - Piazzolla - Boda Real, Maxima Zorreguieta.mpg
Wedding Prince Willem Alexander & Maximaの式中、アストル・ピアソラ作曲の「Adiós Nonino-アディオス・ノニーノ-」(『さよならお父さん』)がオランダ・タンゴの雄Carel Kraayenhof(クラーイェンホフ)によって演奏されました。この式中でこの「Adios Nonino」を演奏する意味が多大にあったのでした・・・。ピアソラがプエルトリコ巡業中、父親ビセンテ(愛称ノニーノ)が故郷アルゼンチンで亡くなった知らせを受けましたが故郷に帰る旅費さえなくニューヨークに戻り、失意のなかで亡き父に捧げて作曲したのがこの「アディオス・ノニーノ」だそうです。
この曰く付きの曲を2002年2月2日、アムステルダムのブールス・ファン・ベルラーヘ(Beurs van Berlage)で民事婚を行い、アムステルダム新教会(Nieuwe Kerk)にて皇太子ウィレム ・ アレキサンダー とプリンセス・マクシマの結婚式宗教婚を執り行った際、わざわざこの式中に演奏したのは、プリンセスがアルゼンチンの民間人出身であり、その父が政治的な問題を抱えてこの式に父ホルヘと母マリアが参席できなかた事情があったからのようです。故に式中プリンセスがこの「Adiós Nonino-さよならお父さん-」を聴き両目から純粋な清く美しい大粒の涙を流す様子は感動的です!
詳細はwikipedia Prinses Máxima der Nederlanden マクシマ・ソレギエタ・セルティ(Máxima Zorreguieta Cerruti
P.S. 蛇足ですが Long Long Ago、私もプリンセス・マクシマと同じ涙を福島の雪の中で純粋な清く美しいスワンの涙でみたことがあります・・・。そのスワンはいつしか飛び立ちミューズになりましたがー。
すでにその涙が枯れないように透明なガラス瓶の中に封印されています。
え~、その白鳥、ブラックスワン? ・・・ではないのでR。