令和4年9月26日(月)、第3回目となる高齢者ふれあい教室を実施しました
今回は、県と市の出前講座を活用した勉強回です
1つ目は、栃木県消費生活リーダー連絡協議会の皆さんによる講座、
「高齢者を狙う悪徳商法の手口とは」をお聞きいただきました
今回は高齢者向けの教室ということで、寸劇を交えた内容で依頼させていただきました
寸劇では、《点検商法》の手口を披露していただきました
点検商法とは…
「近くに来たついでに無料で点検しますよ。」
↓
「このまま放置しておくと大変なことになるので、今すぐ修理しましょう」
と、わざと不安を煽る言い方をして高額な値段で契約をさせてしまう手段です。
劇中では、
「今日までキャンペーンしているので、通常15万のところ10万でいいですよ。」、
「特別サービスで5万でいいですよ。ただし、今すぐ決めてください。」としつこく迫っていました
悪徳業者とのやり取りの後は、民生委員が来訪するシーンも。
困りごとの相談には、やはり民生委員さんが頼りになるんだなと実感しました。
寸劇の後は、契約やクーリングについて学び、万が一被害にあった際の相談先も教えていただきました
最後は消費生活に関する替え歌を皆で歌い、笑顔で終了
参加者の感想で、「悪徳商法の手口について色々知ることができ、被害にあわないための意識が高まった。これからも楽しく生きていけそうです」と書いてくださった方もいました
2つ目は、鹿沼市林政課による「鳥獣被害対策」についての講座です
南摩地区では、イノシシやニホンジカ、ニホンザルによる農作物被害が多発しており、住民同士で協力し合い、広範囲に亘って田畑を防護柵で囲んでいる自治会もあるんです
農作物被害を受けることで最も大きい損害は、「作物を作ろう」という意識が低下してしまうことだと講師は言います。
近年は、豚熱の影響か、イノシシの個体数は減少傾向にあるようですが、一方で二ホンジカは増加の一途を辿っているそう。これからも油断できませんね
有害鳥獣を取り巻く現状や、市での支援について聞いた後は、町ぐるみでニホンザルの被害対策に取り組んでいる事例を紹介したDVDを視聴しました
映像では、性別や年齢関係なく住民全員で取り組む姿勢が映し出され、感想の中には「なんとなく男性の仕事のように感じていたけど、女性でも活躍できると知りました。」という声もありました。
休憩ありとはいえ、2時間に及んだ本講座。
ちょっと大変だったかな?と心配しましたが、皆さん最後まで真剣に耳を傾け、
「年に1回くらい、こういう機会があると良いですね」と高評価でした
これも、ただ話すだけではなく、楽しく聞ける工夫をしていただいた講師の皆さんのおかげです
学びの多い時間となりました 関係者の皆さん、ありがとうございました