宮藤官九郎がテレビで、絶賛していたものだから、
思わず、本屋に買いに行って、
本屋で売れ切れだったものだから、
思わずアマゾンにまで頼んでしまい、
すごく読まれているのだ、共感されているのだと、
勝手に思ってしまったが、
この本は間違いだったのかなとも、最初、思った。
宮藤官九郎のようなメジャーな人間には、癒される本かもしれないが、
一般庶民には、無縁の本なのかもと。
だけど、読み進めるうちに、どんどん自分と重なると事が出てきて、
自分がいままで、感じていたことが、活字になっていくような気がした。
えっ、こんなこと考えてるって言ってもいいの?というところがどんどんでてくる。
音楽の部分では、あ、そういえば、ミュージシャンの話だったんだ、
自分とは違う世界の人の話なのだ、と思い知されるのだが、
すぐに、自分のようなおじさんの話のように感じてしまう。
帯にはクドカン(いつも頭の中でクロカンと言ってしまう)が
「誰かに悩みを相談するくらいなら、この本を繰り返し読んだ
ほうがいいとさえ思っています。」と書いてある。
本当に繰り返し読んでいいのかなぁ