岐阜東別院
手次寺からはやばやとお盆法会の案内状が届きました。先代住職は自ら配達されて来られましたが、お亡くなりになり若住職は郵送されます。
いつも東本願寺発行の「お盆」という小冊子を同封されます。巻末にお墓にまつわるQ&Aが2編ありました。
”Q:お墓の正面には何と刻めばいいのでしょうか。
A:「○○家の墓」と刻まれたお墓を多く目にしましが、真宗門徒のお墓の正面には、名号である「南無阿弥陀仏」、または「仏説阿弥陀経」にある「倶会一処」(くえいっしょ)という文字を刻みます。お墓の前は、亡き人をとおして、仏教をいただく大切なご縁の場となることが願われています。”
舎利弗、衆生聞かん者、応当に願を発しかの国に生まれんと願ずべし。
所以は何。かくのごときの緒善人と倶に、一処に会することを得ればなり。
しゃりほつ(釈迦の高弟に呼びかけ)、しゅじょうきかんもの、まさにがんをおこし かのくににうまれんと がんずべし。
ゆえはいかん。かくのごときのしょぜんにんと ともに いっしょ にえすることを うればなり。
舎利弗、衆生聞者、応当発願 願生被国 所以者何。得與如是 緒上善人 倶会一処。
しゃりほつ しゅじょうもんしゃ おうとうほつがん がんしょうひこく しょいしゃが。 とくよにょぜ しょじょうぜんにん くえいっしょ。
私の亡妻が納まった墓は「南無阿弥陀仏」と刻んでいます。書家にこだわり付近に石材店が建てた墓を見てまわり、この道幼少から一筋の社長に直談判し、石材の本場岡崎市の石工団地の石材、白過ぎず黒過ぎず、キメが細かい石材、もちろん中国原産だろうとのこと。書家は岡崎の専門書家の筆になります。
一式15年前になるでしょうか、たしか80万円でした。気に入っている墓です。このへんは倶会一処と刻んだ墓を見ないことはありませんが、稀少です。
新婚まだ1年足らず、手次寺の若坊守さんの近況が添えられていました。・・体調が優れず、お寺の行事にもなかなか参加できず・・・あらまぁ!おめでたならいいのですが、最近の法会でどうりでお顔を見なかった。どうして?と心配していました。