某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

真珠の耳飾りの少女

2012-12-08 | ♪♪♪
2003年英=ルクセンブルグの映画
「真珠の耳飾りの少女」
ちょこっと見ました
今年は
フェルメールの絵画展がそこここであって
実際にも見たからね
そのフェルメールの絵の世界が
映像で見られるんだ
あの窓
あの光
あの少女
あの色・・・
面白いね
顔料の話も出てきて
黄色はマンゴーと牛のおしっこで作られている
とか
緑はさび、緑青
とか
魚屋さんの釣銭カゴに入っている10円玉みたいな・・・

今時ないか~?
宝石になるような鉱石とか
何だか
魔法使いが鍋で煮ている薬のようだな。。。
などと思う
絵のモデルになった少女は
フェルメールが義理の母や妻、子供たちと住む家で
小間使いをしているが
色や光りや陰、構図などに敏感
要は「分かる」のだね
窓ガラスを拭くように言われても
光りが変わるけれど良いのか?
と尋ねる
そんな少女に
顔料を混ぜる作業を教えて手伝わせたり
モデルにしたり・・・
芸術に携われるのは
選ばれた人
というように思える
我々凡人には見えないものが見えていたり
聞こえないものが聞こえていたり
そんな気がするからね
憧れ
尊敬し
嫉妬し
妬み
フェルメールは芸術至上
自分が描く世界のことしか見えていない
他の人に配慮などない
だから
妻は
自分の使用人が
自分にはない感覚や能力を持ち
自分の夫フェルメールと美術で繋がっていることに
誤解と疑惑と嫉妬を持つ

小間使いは
自分と同じ小間使いが
特別扱いされるのは我慢ならない
そして
真珠の耳飾りをつけた少女の絵の素晴らしさが
全てを煽る
理解したい
理解したくない
理解できない・・・
やはり
魔法使いの鍋の中だな。。。