某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

母にじゃあねと手を振った

2022-02-23 | その他
今年に入って入退院を繰り返していた母
いよいよ危ないということで
家族は防護服を着用して面会できるので
早く来てください
と連絡ありましたが
東京→兵庫
すぐに出られなくて
どうしよう〜
どうなるんだ〜
って
ちょっと辛いな
朝一番行こうとしてたら
亡くなったと連絡があった
じゃ、明日のお通夜から行こう
亡くなったと分かると冷静になる
ある程度覚悟もしてたやん
と思い出す
喪服を出し
数珠を探し
靴を箱に入れて...

そういえば
数年前亡くなった父は
生前に自分で自分の葬儀を全部仕切った
葬儀社や場所も自分で決めた
弔辞は孫と決めた
葬儀奉行やなあ
阪神タイガースのグッズを棺に入れるとまとめ
遺影の写真も自分で選んだ
15〜20歳若い日の写真
甥にチェロを弾いてくれと頼んでおけと
ええけど
何月何日をご希望ですか?
ああ、そやな 
日は分からんなあ〜
今でも笑い話
母は
お父さんええなぁ
私も同じようにして欲しいわぁ
と言っていた
何とも長閑な
旅行の計画をするみたいな
というわけで
母の遺影は
父の選んだ写真に一緒に写っていた写真
チェロも弾いてもらえた
二人とも亡くなるときはあっという間
うとうとして
深く深く眠ってしまった
という風な死
執着も挨拶もなく
あっさり
さっさと出かけて行った
寂しいけれど
あまり涙はない
親しい親戚たちと思い出話をしながら
ときどき笑い
みんなで
じゃあねと手を振りながら
見送った
そんな感じ
みんなを悲しませない
辛い思いをさせない
両親らしい旅立ちでした
ありがとう