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被災ペットを救える国に

2012-11-05 17:37:21 | チョボラ
【被災ペット精いっぱいの命 福島 保護費3億円超】

■2012年10月13日 東京新聞夕刊

福島第一原発事故のために住居を追われ、避難した人たちが手放したペットを保護するための経費がかさんでいる。
国と福島県が支出する本年度の公費は約1億7000万円。
義援金を合わせると3億円を超える。
立ち入り制限区域では野生化した動物が住居を荒らす問題も起きており、保護に当たる獣医師らは「継続的な支援の枠組みが必要」と訴える。

ずらりと並んだ個室から、人恋しそうな鳴き声が響く。
福島県三春町のパチンコ店跡地を活用した動物用シェルター(一時保護施設)
二百匹以上の犬と猫を収容し、職員とボランティアが交代で餌やりや掃除、散歩を担う。

まとめ役で獣医師の渡辺正道さんは「保護直後は精神的に参っていたペットも、次第に落ち着きを取り戻している」と話す。

これまでに第一原発の警戒区域内で保護された犬と猫は895匹。
うち500匹以上が飼い主に返されたり譲渡されたりしたが、野良種の猫や事故後に繁殖した子どもの引き取りは進まない。

シェルターの運営費は、臨時職員の人件費や餌代などで月500万円。
福島県動物救護本部に寄せられた二億八千三百万円の義援金を充てている。
既に1億9000万円を使い、このままではあと一年半で底をつくという。

これとは別に、環境省は本年度の一般会計予算でペットの被ばく調査費などに一億円、福島県もシェルター運営補助に6900万円を計上している。

「犬や猫にこれほどの資金を投じるべきではない」との批判もあるが、警戒区域の富岡町出身の渡辺さんは「ペットも原発事故が生んだ弱者」と力を込める。

震災翌日の昨年3月12日、避難を迫られた渡辺さんは「獣医師が自分のペットだけを連れて行けない」と、出産間近で帝王切開する予定だった雌の愛犬を手放した。
一週間後に戻ると、衰弱した愛犬が庭に穴を掘り、自力で産んだ子犬を必死に温めていた。
その光景が保護活動の原点だ。

「警戒区域に残されたペットが住宅を荒らして嫌われないためにも、獣医師の自分が守りたい」





先日、NHKの『地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン~』という番組を観ました。

殺処分ゼロのドイツ。
『飼い主が飼えなくなったら、社会が動物を守る』
『飼い主の都合で動物が犠牲になってはならない』
法に守られ、動物保護が当たり前の街。

日本も、ペットや弱者に優しい国であってほしい…!





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コメント (6)
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