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原発被災地を生きる犬猫たち

2014-05-25 22:02:58 | 写真展
ヨコムーンでご一緒している猫好きな方に教えていただいた写真展を観に浅草へ。



ギャラリー・エフ浅草
上村雄高写真展
『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち』

オシャレなカフェの奥にある不思議なギャラリー。
江戸末期の材木問屋の土蔵を利用しているそうで、江戸時代にタイムスリップしたような空間。
高所恐怖症には、ちょっぴりドキドキする2Fスペースも…!(((゜д゜;))))

ボランティアさんやカメラマンさんが来ると、目を輝かせて甘えてくる犬や猫。
それだけ、孤独の時間が長い生活が続いている証拠。
こんな辛い年月を過ごしていても、人間への信頼を失わない彼ら。
「人懐こい」性格は、被災動物が生きていくのに必要な要素だそうです。

1匹の弱った老犬を世話するボランティアさんが「こちらが負担するから治療させたい」と飼い主に伝えても、飼い主から「歳も歳だから、このままで」と断られ、結果この老犬は誰にも看取られずにひっそりと犬小屋の中で亡くなっていたそうです。
ボランティアさんが「せめて」もと、亡骸となった犬を抱きしめている写真が忘れられません。
周りに人がいなければ、私は号泣しちゃってたでしょう…!(≧д≦)
飼い主がいる場合は、飼い主の了承がなければ、ボランティアは勝手な事が出来ない。
ペットかノラかの判断も難しく、生かせる命を救えない場合もあります。
被災した動物を巡る問題は後を断ちませんね…(TдT)

写真展は今月26日までだったので、慌てて出掛けたんだけど、6月8日(日)まで延長になったそうです。
入場無料ですが、ペットフードを1つ持参してくださいとのこと。
「喜んで!」と持っていったら、ギャラリーの端にいろんなフードが山積みされていました。
これらは『チーム銀次』さんが飯舘村の犬猫たちに運ぶそうです。

*ペットフード参照
http://ginji1124.exblog.jp/19673133/


警戒区域の犬や猫は、いつまで孤独・飢え・病気・暑さ・寒さ・野生動物への恐怖感の中、置き去りにされていなければならないのでしょう。
ボランティアさん達はいつまで救護活動を続けなければならないのでしょう。
原発事故は人災なのに、警戒区域の動物達を見殺しにした国の代わりに、奔走するボランティアさん達も長いことモチベーションを保つのは大変かと思います。
どうかこの日本の遠くない場所で国レベルの動物虐待が行われ、罪のないペット達が3年以上も苛酷な環境で命を脅かされながら生きている現実をたくさんの方に知っていただきたいです。

このギャラリー、関東大震災と東京大空襲をくぐり抜け、文化庁登録有形文化財としても登録されているんだそうです。
木のぬくもりが温かいカフェスペースの壁にも写真が飾ってあって、一息つきながらでも見られますので、お時間ありましたら、立ち寄っていただきたいなと思います!(*^-^*)



ギャラリー・エフ浅草
6月8日(日)まで延長
12:00~19:00
(水曜日は20:00まで/最終日は17:00まで)
火曜日定休
入場無料
*犬か猫のフード1品をお持ち寄りください

■写真展詳細
http://www.gallery-ef.com/gallery.htm





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