名前は男みたいに「ジョー」だけど、女の子の地域猫。
亡きオジイが私の餌やり場を教えたんじゃないだろかと思ったくらい、ある日突然現れ通い始めました。
今ではオジイ→ララァ→ジョーと引き継がれて、私の自転車猫ハウスも使ってくれてます。
警戒心は強いけど、ご飯の時間は誰よりも早く駆け寄って来て、みんなに「ごはんおばさん来たよ〜」と伝えてあげてるかのような振る舞いをし、誰よりもたくさんご飯を食べます。
少しずつ、近くで私が動いても、多少の音を立てても、逃げずに足元のすぐそばで食べてくれるようにもなりました。
風邪をひきやすいのか、しょっちゅう鼻水・涙・目やに。
フードにサプリを混ぜてみたり、一時期ご飯が食べられないような状態になった時も、いろんなフードを試して、なんとか乗り越えてきました。
そんなジョーが、ある時から明らかに口の中を患ってるかのような様子。
ご飯を食べながら頭を振り、口元を掻き、たまに血の混じったよだれが垂れる。
「口内炎?歯肉炎?歯周病?」
病院に連れて行きたくても、ジョーは毛先1本すら触れない子。
口の中が痛いからか、以前より警戒するようにもなってしまい…(ll≧ω≦ll)
仕方なく、動物病院にジョーが食べてる様子の動画をメールで送ったところ、院長先生からの返事は「おそらく口内炎」
とりあえず、薬をもらいに病院へ行きました。
ステロイドと抗生剤。
先生からは「歯が原因ならそれを抜いてしまえば治るけど、そうでないなら完治は難しい。薬で痛みを和らげ続けていくしかない。ただステロイドの副作用で、いずれ糖尿病や腎不全など別の病気を誘発する可能性も高い」と。
え、それって、薬を飲ませ続けても良くはならず、別の病気に罹るリスクもあるってこと?(llʘДʘll)
そんな…ジョーが可哀想…(இωஇ)
でもこのままなら、いずれはどのみち食べられなくなってしまう。
何が原因か診察するには捕獲機で捕まえないといけないとはいえ、ジョーを捕まえるのは至難の技。
先生からも「一度捕獲に失敗したら次はないので、相当慎重に計画してやらないと」と言われ…
しばらくは薬で様子をみることに。
人間だったら口内炎なんてチョコラBB飲めばすぐ治るのにな…
ジョーはちゅーるビッツを好まないので、普通のちゅーるに混ぜてあげてみました。
でも、時間が経つと薬はちゅーるの中で溶けちゃうんですよね。
一度ジョーがちゅーるにまみれた薬を口に入れた途端「なんちゅう不味いもん食わせんのじゃ〜」というようなすごい顔を私に向けたことも。
当然その先は食べるのをやめちゃいました。
仲間に相談したら「投薬ちゅーるならイケるんですけどね」
投薬ちゅーる?
その名の通り、投薬するためのちゅーる。
そんなのあるんだ!?
でも、ネットか動物病院でしか買えず、ネットで箱買いしても、もしそれでダメだったらもったいない。
で、病院に電話で聞いたらバラ売りしてくれると。
追加の薬を貰いに行くついでに投薬ちゅーるも数本購入。
食べに来ない日もあったり、ご飯に全く見向きもしない日もあったり、ステロイドの方しか飲まなかったり、毎日薬を飲ませることが出来ないことを伝えたら、副作用を考えるとむしろその方がいいと。
なんだ…ちょっとホッとした。
いや〜投薬ちゅーるスゴイですね。
これにしてから薬の失敗がありません。
薬を入れた日は今のところ確実に飲んでくれています。
薬自体も小粒で助かった。
いなばさん、いや、いなばさま、サマ、SAMA、様、こちらこそ感謝です!
(新宿駅地下コンコースのちゅーるの広告)
副作用が怖くて出来るだけ薬はあげたくなくても、ほぼ毎日よだれを垂らし、痛みにもだえるジョーの姿を見ると、あげずにはいられなかったり…(lll´д`lll)
治療というよりは痛みの緩和ケアですかね。
「完治もしない」「副作用もある」で、ちっとも前向きになれない投薬の日々。
自転車猫ハウスのブランケットもよだれでビショビショだし臭いです。
あんなに綺麗だった身体も、ヨダレだらけの口で毛づくろいしてるのでボッサボサ。
口元を後ろ足で引っ掻くから足も真っ黒に汚れてしまっていまい、どんどんみすぼらしい姿になっていきます (߹𖥦߹)
それでも調子が良さそうで食欲もある日がここ数日続いてるので、わずかでも今の私が出来ることをしてあげたいと思います。
一喜一憂の日々です。