ブライダルドレスショーとなると、モデルの人数も限られるわけですし、いかに早く脱ぎ着出来るかもドレス制作の要点となるようです。
実際の披露宴でも、同じドレスで招待客をもてなせればいいんだけど、昨今、ファッショショーみたく、何点もの衣装替えが余儀なく行われている。着替えの時間に時間がかかると、披露宴で何が行われているのか、現場を離れてばかりの花嫁は知ることもできない。
そこで、ドレスの着脱方法は、どうすればいいかを観点に見てみました。神田うのさんのブライダルドレスショーでは、後ろ中心ファスナー明きが数点、脇ファスナーが数点確認できました。あと、後ろ中心での編み上げ(コルセット等に使用されているような)。ドレスの見せ方によって着脱方法もちがってきます。
ファスナーの長さは、通常のワンピースより長め、すなわちヒップライン下くらいまではあるほうが脱ぎ着しやすいですが、長いときれいなラインがでません。微妙な長さ調整が必要。見せたくない時には、飾りでおおってしまうのも手。
パニエに関しても・・・ハードチュールを何枚も重ねてふくらみを作るか、針金で内部に空洞をつくるか。何枚も重なったハードチュールのパニエって着てみると歩きにくいそうです。でも針金だと、アンブレラスカートがディズニーっぽい。シルエットにより使い分けるか、組み合わせて使う。
ショーのドレスの中に、針金のパニエと思われるものもありました。実際さわらせていただいて内部を見てみたいものです。(ドレスの中を覗いてみたい・・・変態おやじみたい) 見せてはもらえないでしょうからしかたないので、感で作ってみたりします。
アンブレラシルエットのドレスのモデルさんは快適なリズムで、ステージの上を歩いていきます。客席からちらっとドレスの裾の内部が見えたのですが、空洞に白いハイヒールが見えました。快適に歩くには、何枚も重ねたパニエでは、足にもたついて歩けません。
一般の披露宴では、モデルさんみたいにしゃかしゃか歩かないので、針金で膨らませたパニエではなくてもいいかと思います。でも、ハードチュールのパニエは、切り口がちかちかするので、切り端は、ウーリー糸とかパイピング等でしっかりガードしておいたほうがいいです。
2008年8月12日公開 2019年8月23日更新
・ネットショップ縫製工場 ・ネットショップあまくさ宝島 ・TULIP総合案内
・工業用ミシン ・アパレル道場 ・まいぱたん ・あまくさ宝島 ・minneミンネ