8月28日、9月2日に掲載されました、朝日新聞『逸品ものがたり』の記事をご紹介いたします(*^。^*)
人気コラムの反響は、とても大きく、今までに経験したことのなかった忙しさに慌てふためく日々を過しています。
『逸品ものがたり』
コテイベーカリー
シベリア
カステラに羊羹をはさんだ「シベリア」は、ひと昔前まではあちらこちらのパン屋で見られた菓子である。「今は、遠くからわざわざ買いに来る方も多いんですよ」と、「コテイベーカリー」の3代目・馬中俊夫さん。妻のいつ子さんと共に、大正5年から続く味を守る。
圧倒されるのは、4センチはあろうかという、ぶ厚い水羊羹。固さを見ながら付きっきりで炊き、程よい煮詰め加減で一気にカステラの上へ。すぐに上からカステラをかぶせ、固まったら三角形に切り分ける。口当たりはみずみずしく、水羊羹のすっきりした甘さとカステラの素朴な味わいが、絶妙のバランス。暑い日には、冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめだ。
名前の由来は、雪原を走るシベリア鉄道に羊羹を見立てたとも、かの地の凍土の地層を表現したとも。「シベリアは極寒なので、羊羹にカステラのオーバーコートを着せた」とは、馬中さんお気に入りの説だ。夫婦二人三脚、温かな愛情を「シベリア」に注ぎこむ。
(『料理通信』編集部・瀬戸理恵子)
撮影・小倉文
今回は「横浜そごう・秋のフェスティバル」と重なってしまったため、身動きの取れなかった5日間を挽回するのに9月初旬は必死の出荷作業になってしまいました。今後は何があっても慌てない体制作りを目指してゆこうと思っております、とても良い勉強になりました。
今後とも、当店をよろしくお願いいたします。
横浜桜木町シベリアのコテイベーカリーHP