
それ以降は 穏やかなお花見の日々が続いています。

発展する横浜港、掃部山公園を見守る井伊掃部頭です。

桜に囲まれた井伊直弼像を見ると
1963年にNHK大河ドラマで放映された
船橋聖一の『花の生涯』を思い出します。

(熱海 起雲閣蔵・船橋聖一直筆色紙)

「温故知新のみち」の案内板には大正時代の頃の
お花見風景の写真が見られます。

現在の様子を同じ場所から撮影してみました。

桜並木は少し減っていますが
今も昔も、お花見の賑わいは変わりません。
写真には茶店がたくさん写っていますが
その中の一軒は店主が幼稚園時代にも残っており
祖父に連れられて
茶店に寄るのを楽しみにしていました。
その後昭和49年頃まで営業が続けられていたとのことです。

その場所は今も、やや広いスペースとして公園内に残っています。
この茶店は はまれぽ でも紹介されています。

校門の側には百年桜の子孫が毎年元気に花を咲かせています。

この場所は「日本ガス事業発祥の地」なので
記念碑とガス灯が建てられています。
明治の雰囲気を伝えるガス灯と
同じ時代に植えられた桜の子孫。
往時を偲ばせる様な春の風景です。
『百年桜の子孫』
伊勢山皇大神宮への参道に明治時代に植えられた
桜があります。参道に植えられた桜はすでに百年
以上の樹齢ですが現在はわずかに2本が残るのみに
なっています。この桜は「百年桜」の枝から苗木
を育て、平成3年にこの場所に移植したものです。
~本町小学校の説明書き より引用~

気温も低かったので、花を長く楽しめました。
お花見のお客様も、多数お立ち寄りいただきました。
ありがとうございました。
横浜桜木町シベリアのコテイベーカリーHP