箱根 宮ノ下には早川沿に
チェンバレンの散歩道(堂ヶ島渓谷遊歩道)
という遊歩道があります。
チェンバレンはイギリス人の日本研究家で、
富士屋ホテルに滞在し
この堂ヶ島遊歩道を好んだ事から
「チェンバレンの散歩道」との愛称がついたそうです。
かつて「大和屋」「対星館」という素敵な旅館がありました。
谷底にあるため大和屋には専用ロープウェイ
対星館には専用ケーブルカーがあり
宿泊客を渓谷の旅館まで送っていました。
チェンバレンの散歩道は、旧・大和屋 の看板からスタートします。
デジャブ坂という急坂を下ると、小さな祠があります。
対星館ケーブルカーの乗り場も、この場所にありました。
対星館のケーブルカー線路跡
かつて、可愛らしいケーブルカーが
宿泊客を渓谷の下の宿まで運んでいました。
取り壊された旅館の跡地は
工事のフェンスで囲まれています。
その先の夢想橋を渡ると、いよいよ山道に入ります。
近くにある夢窓国師の閑居跡に因み
夢想橋の名がついています。
この木道の先からは、かなり険しい山路が続きます。
ずっと早川沿いを歩くので、手すりのない箇所は
足を滑らすと下の川まで落下してしまいそう…
かなり慎重に歩みを進めます。
1時間近く歩いて、ようやく開けた場所に辿り着きました!
東京電力 川久保発電所です。
水力発電所の設備を流れる水、
鮮やかなコバルトブルーが美しいです。
更に上流には、滝がありました。
こんなに綺麗な川に出会えるとは思いませんでしたので、
とても感激しました。
制限重量180kgの、微かに揺れる東電の吊り橋を渡り…
階段を登ると、終着地点の木賀温泉に到着します。
かなり足元の悪いスリリングな行程ですので
ハイキングシューズ&ノルディックウォーキングのポール
という装備で歩きました。
宮ノ下温泉の案内図は コチラ
横浜桜木町シベリアのコテイベーカリーHP