玄関を出るとアスファルトの濡れたにおい。
傘を取りに戻り再出発。
風はほとんど感じなかった。どこから運ばれてきたのやら。
しばらく歩くと色づき始めた紫陽花。
もうそろそろそんな季節。
土の香りもしない街にも便りはあるようだ。
何も考えずブラブラと歩いていたいが
脳は勝手に、感じたものをひとつひとつ言葉に変換していく。
自意識には、波のように言葉がザワザワ寄せては消えていく。
朝のけだるさから
部活動が生活リズムの中心だった学生の頃を思い出した。
エネルギーの消費箇所は違えど、後味感覚はあまり変わらない気がした。
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