いのちの行方

昨日に引き続き、暴漢による元総理殺人事件一色。

内容は、犯人（容疑者？）嫌悪と無くなった公人への同情と英雄視するものが多い。

偏った報道に世の中の空気も染められていくのが見える。




政権を長年維持し続けた強いリーダーシップを持った人物の喪失もいいが、そんな人物が治める国なら日本の近くにいくつでもある。

遺産相続なんかをきっかけに、斜めから捉え染め直すことで罪の部分を胡麻化したなら、この国も大して変わらないということ。

これからは、お通夜・葬儀（国葬？）・お別れの会と予定調和な報道がなされるのかな。




そうは言っても、やはり死人に鞭うつ行為は避けるべきだと思う。

それは名の通った有名人であろうと無名なその他大勢のひとりであろうと。

誰もがいずれ死すべき存在とはいえ、命こそが公的なものであり、決して特定の個人のものではないから。




多くの人が、かつて授かりものだった命を、デザインし計画しうるモノにしようとしている。

そして生まれ落ちた新たな命には、芽生える前から物心の経済価値を生み出す部分に早く目覚めろ、との期待と訓練が止まらない。

誰もが知らず知らず、いつしか意識の働きに気づき、コントロールの仕方に戸惑い続けていることを忘れて。

蝉が少しだけ鳴き始めている

年金を満額自由に使おうとすると、ホームレスになることとなった人がいると聞く。

生活保護を受け取ると家を持つ義務が生じ、自由に使えるお金も減ると言う。

彼らに投票用紙は届くことはない。




食べ物は、民間の支援を行っている団体が、

活動の一環として路上生活者のための無料「炊き出し」を実施しているほか、

福祉事務所でも乾パンなどの支給を行っているところがある。




一千万円を超える高級車の売り上げが伸びていると聞く。

家賃数百万円のマンションが人気だという。

彼らやその仲間はどこに投票するのだろうかと考えてみる。




この国は、これからどうっやって生き延びていこうとしているのだろう。

朝鮮戦争を起爆剤に技術立国の地位を築き上げ、バブルを経てデフレ続き。

やがてデフレも終わるだろう。

その時にちゃんと変わっていられるよう、

小さな一歩を積み重ね、

拭いきれない怖さに満ちた世界へ今日も立ち向かっていこう。

「いいね」してきた

税金の使い道を誰に決めさせるのか。

このままがいいという人。こんなんじゃジリ貧だという人。どっちみち変わらないと言っていられる人。

さまざまな思いに揺られ流され順番を待つ。




仕事帰りに期日前投票へでかけた。

想像していたより空いていて、誰に「いいね」を付けるのか

心変わりすることなく投票できた。




そう言えば、電子投票の話は今度いつ誰が仕掛けるんだろう。

きっとこれまでの様に、どっかのお偉い誰かの個人的な「いいね」と言うサインを待って動くんだろうな。

さて、次はどこのショップに「いいね」をするかか・・・。えい！




外へ出れば今日もフェイクニュースとデマが戦争を続けている。

「この味がいいねと君が言ったから

七月六日はサラダ記念日。」

そんな感じで、今日も世の中は移り動いていくんだろうか。

灯台

灰色の雲がナメクジの様にゆっくりと変化しながら集団で進んでいる。

低気圧が苦手な梅雨時生まれ。

元気な筈だが、身体は怠く気分も暗い。




「やっぱり言い続けないとやってくれないか。」等と、不機嫌になる。

断てばいいだけの、ＳＮＳ上の情報に飽き飽きする。

自分の機嫌を取る為に、より一層怠けることとなる。




自分自身の行動だけを見ていよう。

自分自身がやらなかったことだけを見つめていよう。

そして何度も夏眠をしっかりとって、私を薄めていこう。




どっちみち、誰も気にしちゃいない。

私なんかまるでわかっちゃいない。

そんな今を見逃さないように。

平和な日曜日

どうして今日もここに居て、課し課された役割を生きようとするのだろう。

本当の自分ってのがあるのなら、

過去にもあっただろうし、未来にもあるのだろう。

内側の答えもあれば外側の答えもあるんだろう。

どうだっていい、そう思わせる抜かずにおいてあるトゲの一つ。

幼い頃から答えを求め、導きだす訓練を受けてきたんだから、

「そういうもの」と抜けば終わる。

辿り着きたいところへ、なかなか手が届かない。

田舎へも行けていない。

「なかなか行けないなぁ・・・」

そう静かに思うことで、

湧き出してくる感覚があり、聴こえてくる音がある。