現実の不一致

近頃、悪夢から覚めて起きることが多い。

価格交渉の季節を再び迎え、取引先各社への交渉の弾を込めて引き金を引く。

仕事がなくなるかもしれないし、理解を得られるかもしれない。

弾を込めずに引き金を引けば、ジリ貧に引き込まれて行く。




そんな事をしているのだから不思議ではない。

こんな苦労をしているというと「健康第一、そんな仕事辞めたらいいのに。」とアドバイスをくださる人が、まぁまぁいらっしゃる。

私の現実と言うものは、そういった方々とは違うんだなぁと感じる。

苦しくとも、応援してくださる人も少ないなりにまだいてくださるのだから、辞めようとは思わない。




新型コロナウィルス感染者数の急増を受けて、全国旅行支援が延期された。

県民割は持続するとのこと。

参議院選挙後のタイミングでこうなるとは思っていなかった。

だって「それって、選挙日程を延期しなくて良かったの？」という声につながると考えたから。

ここでも、私の現実と社会的現実は乖離していた。




個人的現実と社会的現実がほぼ一致している人ってどんな人なんだろうと考えてみる。

公園にいつものお婆さんがやって来て、鳩の動きが激しくなった。

さっきまでメスを追っかけていたのも、仲間に加わった。

無理が通れば、道理引っ込む

安倍元総理の暗殺事件から明日で一週間。

様々な方がマイクを向けられてコメントしているのを見聞きした。

名の通った方々のエピソードトークに関心もあった。




市民の声ということで街頭インタビューでは涙ぐむ人もあった。

個人的にはどんな思い出に涙ぐんでいるのか気になるから、

不幸を感じているそこから先は聞いちゃいけないお約束があるなら、

何故そこを切り取ったんだろう。

なんてその仕事の意図が気になったりした。




かつてオウム真理教と並んで要注意宗教団体として名前が上がっていた旧統一教会。

方や反社会勢力の権化として寄ってたかって叩きまくられ、

他方、今のうちにとこっそり抜け出し涼しげに活動続行していてその陰に政治家あり、

という構図が皮肉にも事件を背景に浮き彫りになった。

これが芸能人なら、どのような取り扱いをされていたんだろうと思う。




今日から今週いっぱい雨の予報。

雨に流してしまいたいことは、私ごときでもたくさんある。

世の中は誰かの個人的な事情で動いている？

という仮説が突き刺さっていて今もぶらぶらしている。

世知辛い

蝉の鳴き声が、「夏やで～夏やで～」に聞こえてくる。

あ～、蜃気楼が昇り立つ。



堂々と悪いことをする人は怖い。

アピールしながら良いことをする人はもっと怖い。



凶弾に倒れたのか、教団に倒れたのか。

倒された側にとってみれば、今更どちらでもいい。



円よりドルが必要になっているのか、ドルより円は要らなくなっているのか。

片側ばかりの説明をする人が多い。



夕焼け小焼けで日が暮れて　山のお寺の鐘ならず

お手てつながず距離置いて、からすを見たなら逃げましょう

マイノリティーは辛いよ

しめ縄には意味がある、と昔話はぶっきら棒にいいました。

太いしめ縄は雲。細く下がっている藁は雨。ギザギザの紙は雷。

稲を実らせる神として篤く信仰されていました。



後になって科学と言うもので、同じ物語を別な表現されました。

急激な温度変化が雨雲を発達させ雷現象を引き起こす。雷は空気中に多く含まれる窒素を分解し、

雨がその窒素を地中へと溶け込まし、稲を力強く育てているのです。




稲妻を畏れ、信仰の対象とする人々がまだまだ多かった平安時代。

年間平均気温が現代より更に高かったという、研究結果が示されています。

現代の日本民主主義は数が正義。

「そんなことないやろ」と言う人が多ければ、そちらが正しい。




梅雨が明けると本格的な夏が進んでいきます。

にわか流行りのマスク信仰は、ほどほどにされた方が・・・

と言っても、そろそろ民主主義の敵とはなりにくくなってきているのだろうか。

梅雨明け

ここにいるよと、今年も蝉が力強く主張し始めた。

未明から早朝にかけて降った雨が公園から路上へと絵を描いていた。

夏もこれからクライマックスへと進む。

テレビもラジオも選挙と政治。

投票が締め切られると後の政(まつり)特番が予定されている。

公示日前にやる日は来るのか来ないのか。

散髪へ出かける。

蒸し暑いなか、子供も同伴の大人も身体を動かし楽しんでいる。

散歩の大人、ドライバーはマスク姿。

今年の夏が始まる。

始まってしまうと、夏への感情移入は怨み節になってしまう。

ようやく梅雨が明けた。