「ヤンキー、母校に生きる」という本が馬鹿売れしたことがあった。ヤンキー先生こと、義家弘介センセの影響で、母校の北海道の北星学園余市高等学校の名は世間に知れ渡ることになった。いい学校だなあ、と思った。たぶん、義家弘介センセが、母校を去り、講演会に全国を走り回り、その後、アレレ、どうしたんだろう? と思っている間に、彼は横浜の教育委員会に入ってしまった、その後も北星学園は素敵な学園のままだろう、とは思う。まあ、それでも、ヤンキーセンセは、権力の中に敢えて自ら身を投じ、がんばるんだなあ、と思っていた。ヤンキーにはヤンキーなりの誇りと理念を持っていると僕はずっと思っていたからである。それは僕がかつてニュー・レフトという極左セクトの思想的過ちを認めつつも、権力という怪物に対して、ずっとこれまで抗い続けてきたからでもある。その意味でもヤンキーセンセたる義家弘介氏には期待を持ちつづけてきたのである。
しかし、このところずっと僕の批判の対象である教育再生会議のメンバーになり、いや、メンバーどころか、担当室長という肩書で、教育現場をこれまで以上に荒廃させるであろう競争原理を何の衒いもなく、公にしてきた経緯を見ながら、僕は、この義家という元ヤンキーセンセは、ヤンキーたる誇りも、反権力の姿勢もかなぐり捨てて、権力側についたな、と何だが、裏切られたように思ってきたのである。ああ、この人はヤンキーどころか、ヤンキーのエセ者だったんだな、という苦々しい想いで、気分が悪かったのである。ヤンキーを売り物にして成り上がったエセ者、これが僕の裡なる義家弘介センセの実像である。この人、ここまで権力に擦り寄っているのに、まだ、ヤンキーセンセ気取りで、何冊か本を出している。こんな人の本は絶対に読まないことをお勧めする。全てはウソだから、である。素敵な文学でも読んで感動する方がお金の使い方としても正しい。エセ者に印税を稼がせることはないのである。
成り上がりの人生と言っても、矢沢永吉の成り上がりは、それなりに筋が通っているではないか。しかし、このヤンキーセンセの成り上がり方は醜悪である。理念がないし、思想が変節したことに羞恥心のカケラも感じていない。何がヤンキーセンセだ ! 本物のヤンキーが怒るぞ ! 矢沢永吉を崇拝する元ヤンキーのお兄さんたちの方がどれだけ人間として筋が通っていることか !
さて、今日の朝日新聞の夕刊を見てまたまた驚いた。この元ヤンキーのセンセ、本物のアホやな、と感嘆させられた。義家弘介センセは、7月の参議院選挙に、自民党から比例候補になって立候補する、というからたまげた ! 自分がヤンキーだった頃、抗っていた主体は、権力やぞ ! その権力を握り続けていたのは自民党やないか ! それも、「美しい国、日本」みたいなアホなスローガンを掲げている安倍内閣のなすがまま、いや、むしろいまやヤンキーたる思想を投げ打って、権力と金の世界に埋没せんとしている哀れな中年男。言わば、成り下がり、だな。人間、羞恥心というものをなくすと何でも出来るというが、これは本当なんだな、と思う。義家の参院選に出馬するためのコメントが笑わせる。彼は何と言っているか? それを紹介してこのブログを閉じようと思う。もうこんなエセ者に用はないからである。「参院選は教育再生の分け目の戦いとなる。すべては若者のために戦っていく」だって。アホか この元ヤンキー !
○推薦図書「トマソン大図鑑」空の巻 赤瀬川原平著。ちくま文庫。トマソンとは無用の美品のことです。義家みたいな人間には美品という言葉はまるで当てはまりませんが、「無用の」という言葉にこだわってみました。このヤンキーセンセ、無用どころか、悪質、有害、という言葉がぴったりですが、まあ、この書にある無用性を見て、笑い飛ばすしかありませんね。今日は僕、怒ってますよ。
しかし、このところずっと僕の批判の対象である教育再生会議のメンバーになり、いや、メンバーどころか、担当室長という肩書で、教育現場をこれまで以上に荒廃させるであろう競争原理を何の衒いもなく、公にしてきた経緯を見ながら、僕は、この義家という元ヤンキーセンセは、ヤンキーたる誇りも、反権力の姿勢もかなぐり捨てて、権力側についたな、と何だが、裏切られたように思ってきたのである。ああ、この人はヤンキーどころか、ヤンキーのエセ者だったんだな、という苦々しい想いで、気分が悪かったのである。ヤンキーを売り物にして成り上がったエセ者、これが僕の裡なる義家弘介センセの実像である。この人、ここまで権力に擦り寄っているのに、まだ、ヤンキーセンセ気取りで、何冊か本を出している。こんな人の本は絶対に読まないことをお勧めする。全てはウソだから、である。素敵な文学でも読んで感動する方がお金の使い方としても正しい。エセ者に印税を稼がせることはないのである。
成り上がりの人生と言っても、矢沢永吉の成り上がりは、それなりに筋が通っているではないか。しかし、このヤンキーセンセの成り上がり方は醜悪である。理念がないし、思想が変節したことに羞恥心のカケラも感じていない。何がヤンキーセンセだ ! 本物のヤンキーが怒るぞ ! 矢沢永吉を崇拝する元ヤンキーのお兄さんたちの方がどれだけ人間として筋が通っていることか !
さて、今日の朝日新聞の夕刊を見てまたまた驚いた。この元ヤンキーのセンセ、本物のアホやな、と感嘆させられた。義家弘介センセは、7月の参議院選挙に、自民党から比例候補になって立候補する、というからたまげた ! 自分がヤンキーだった頃、抗っていた主体は、権力やぞ ! その権力を握り続けていたのは自民党やないか ! それも、「美しい国、日本」みたいなアホなスローガンを掲げている安倍内閣のなすがまま、いや、むしろいまやヤンキーたる思想を投げ打って、権力と金の世界に埋没せんとしている哀れな中年男。言わば、成り下がり、だな。人間、羞恥心というものをなくすと何でも出来るというが、これは本当なんだな、と思う。義家の参院選に出馬するためのコメントが笑わせる。彼は何と言っているか? それを紹介してこのブログを閉じようと思う。もうこんなエセ者に用はないからである。「参院選は教育再生の分け目の戦いとなる。すべては若者のために戦っていく」だって。アホか この元ヤンキー !
○推薦図書「トマソン大図鑑」空の巻 赤瀬川原平著。ちくま文庫。トマソンとは無用の美品のことです。義家みたいな人間には美品という言葉はまるで当てはまりませんが、「無用の」という言葉にこだわってみました。このヤンキーセンセ、無用どころか、悪質、有害、という言葉がぴったりですが、まあ、この書にある無用性を見て、笑い飛ばすしかありませんね。今日は僕、怒ってますよ。