千葉県野田市の必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
今回、必殺雨漏り修理人の雨漏り調査記録の中からご紹介するのは、埼玉県さいたま市の雨漏りの現場です。
現場はサイディング外壁の3階建てで、もともと車庫だった1階を増築した、ということでした。雨漏りがしている所は増築部分です。増築部分からの雨漏りは多いような気がします。それはなぜでしょう。
増築すると雨漏りしやすいのは、請け負った工務店やリフォーム業者が構造をよく考えて適切な防水処理をしていないからなんだろうな、と思います。
増築。。。
今までなかったところに壁を作る、道路側へ向かって新しい1階部分が出っ張って床面積が増加する。今までなかった部屋ができるのだから、当然新しい屋根、新しい壁ができる。古い壁と新しい屋根が接合する。古い壁と新しい壁が接合する。この接合する部分に問題が発生しやすのです。
古い材料と新しい材料が取り合う部分の防水処理は大丈夫ですか?
雨漏りするということは、防水紙をうまく使っていないのかもしれません。防水をすべきところをやっていないのかもしれません。シーリング材1本使えば、雨漏りしなかったかもしれません。。。。。ですね。
雨漏りするかしないかは、ちょっとやばいかも、と思った時にすぐやるか、後回しにしてそのまま忘れてしまうか、自分の仕事じゃない、別の業者がやるだろう、とか、実はそんなことも原因になっているのかもしれませんね。
増築工事をする側が防水処理が必要な工事箇所に気がつくか、気がつかないか、本当に運命の分かれ道です。。。
雨漏り調査中、原因がわかりにくい雨漏りの場合、いろんなところを切り取って、確認をしながら調査を進めたりもします。
そんな時に必要な道具がペンライトと鏡です。錆びているところはないか、おかしな隙間はないか、よく見ながら調査を進めていきます。
雨漏りを止めるためには、目視調査ではどうしようもない時もあります。そんな時はサンダーで外壁を切断して、確認することもありますが、切り取る部分は最小限にしています。
この部分は調査が終わると、元に戻さなくてはなりません。切り取った所の修復をしっかりやって処理をしておきます。ここが原因で余計な雨漏り、なんてことは、職人としてダサすぎますから。
こんな感じで切り込みを入れれば、サイディング外壁はこのとおりです。
中には断熱材が入っていました。これも取らないと、見たいところが見えません。
断熱材を除去すると、見たい所がやっと見えてきました。そうです。ここが見たかったんです。
それでも、まだ見えにくい。構造上見えない、見えにくい所もやっぱり出てくるものです。
内側へ回って、内側の壁を剥がして見ることにしました。内壁が取れないので、この状態のまま中に入ります。外から切り取った部分が見えます。これで、見たい所が見えてきました。
開けたらもとに戻さなくてはならないので、確認をしながら、雨漏り修理(シーリング)をします。
注意深く確認、シーリング、確認、シーリングの連続で雨漏り危険箇所をなくしていきます。ただ、構造上シーリング材が入っていかないし、とてもやりにくいかった。
とにかく今できることを、精一杯やるだけです。仕事は常に全力を尽くすのみです。内壁が取れないし、取れてしまったら、復旧できないかもしれないような、悪条件のくっそ狭い中、必殺雨漏り修理人は、本気で真剣に雨漏り調査しながら、雨漏り修理をやり続けています。
雨漏り調査に伺った初日はペンライト、鏡を使用して目視調査行いますが、雨漏り修理の時もペンライト、鏡を使いながら、雨漏りを追跡、原因の確認、雨漏り修理、この繰り返しです。
この繰り返しによって、より確実な施工をすることが可能になるのです。
私は職人、昭和の時代より現場で学び、鍛えられ、経験を積んだ防水屋『必殺雨漏り修理人』。
雨漏りでお困りの時、必殺雨漏り修理人を思い出していただけると、幸いです。
それでは、また。
ごきげんよう。
雨漏りを斬る!
必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤
(2023.03.14)