全国トンネルじん肺根絶第5陣熊本訴訟は3月26日、23名の原告中22名の和解が成立しました。熊本地裁小野寺優子裁判長は法廷で和解前文を読み上げ、原告被告双方に確認しました。
原告・支援者60名を超す仲間と共に喜びを分かち合いました。長崎の7名の原告(患者数)は全員和解しました。第5陣訴訟は、2016年3月1日の提訴以来約2年で解決しました。和解が成立しなかった一人は、合併症の労災決定が決まり次第和解が成立する見込みです。原告たちは口々に「2年で解決できて本当に良かった」「支援のみなさん、弁護団のみなさんのお蔭です」「次の裁判では、一緒に支援をしていきます」と述べていました。
報告集会で三浦宏之弁護団事務局長は「和解統一基準」に基づいての和解であること、途中清水建設が「土工・後向き」の職歴を否定する発言をしていたが最後は和解したこと、粉じんを吸ってじん肺にり患した患者が救済されていることに意味があると述べました。