茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

今の世に大切な会津の教え

2006年05月15日 | Weblog
私の故郷、福島県会津に昔から伝えられている「什の掟」なる教えがあります。
一つ、年長者の言うことに背いてはなりませぬ。
一つ、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。
一つ、うそを言うことはなりませぬ。
一つ、ひきょうな振る舞いをしてはなりませぬ。
一つ、弱い者をいじめてはなりませぬ。
一つ、戸外で物を食べてはなりませぬ。
一つ、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ。
五代目会津藩主松平公の家老田中玄宰の提案で会津藩校の日新館でつくられ、入学前の子供達に教え込まれた教育で、今でもこの教えは大切に伝えられています。皆さんはどう思いますか。「そんなのおおげさだよ 時代が違うよ」なんていうかもしれませんが、子が親を、親が子を殺傷する、いじめや幼児虐待、最近報道される事件のなんといたまわしい事、今の日本に一番必要な教育の基本がこの「なりませぬ」の教えではないでしょうか。教育基本法なるものの改正なんていはれていますが、難しい言葉は抜きにしてこの「なりませぬ」のなんと響きの良い言葉ではないでしょうか。「ならぬことはならぬ」
に反しないよう心がけたいものです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする