茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

日本最古の「子待塔」再登場

2006年05月22日 | Weblog
私共、富士見市資料館友の会では、ただ今日本最古であろうといわれています「子待塔」に刻まれている「甲子大黒天」の拓本を展示しております。暦が示す甲子(きのえね)の子(ね)の刻に精進供養する子待(ねまち)の行事に供養のため講中を作り建立された燈篭がつい最近富士見市内から発見されました。「日本石佛事典」に「子待塔の最古の塔は今のところ埼玉県富士見市水子字北側にある天和元年(1681)造立の燈篭である」と記されています。土の中からこの塔が見つかったのは平成十六年三月、大黒天を研究している千葉県柏市在住の写真家松本十徳氏が資料を元に富士見市を訪ね農業山田友昭さん宅に話をしたのがきっかけでした。大変貴重な文化財としてこれから資料を集めまして、その子待講の祭事も復活させたいと計画しております。最近子供の事件が多発してますが、せめて昔から伝えられてきた子供を大事にする地域の伝統を皆で守りながらコミニケーションがとれたらと思う昨今です。
コメント (2)
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