古典 多読 聴くだけ古文 奥の細道 白河 Japanese classical literature
5月16日は「旅の日」です。旅を愛する作家や芸術家などにより結成された「日本旅のペンクラブ」が1988年(昭和63年)に制定しました。これには1689年(元禄2年)5月16日(旧暦3月27日)に俳人松尾芭蕉が江戸を旅立ち「おくの細道」の旅に出た日にちなんだものです。隅田川から日光街道を北に進み、白河の関を超え、陸奥、出羽、越後、加賀、越前など芭蕉にとっては未知の国々を巡る旅は全行程約600里(約2400キロ)に及ぶ徒歩の旅でありました。忙しない現代に生活の中で忘れがちな「旅の心」を大切にし、そして旅人とは何かという思索を改めて問いかけることが目的とされています。残念ながら今の世はコロナ禍の時代になり時事川柳にもこのように詠まれています。
〇 蟹とだけ濃厚接触旅の宿 〇 コロナ禍日本一周地図の上
〇 仮想旅湯気が恋しいオンライン
〇 テレワーク出社する日がプチ旅行
〇 三蜜の心配いらぬ一人旅 おあとがよろしゅうようで