【茶道】音で涼を感じる・夏のお点前「洗い茶巾」
昨日は茶道のお稽古でした。猛暑の中でのお稽古でしたが、さすが一座の仲間とのお点前にはそれなりに涼を感じました。特に茶道の場合には四季を大切に表現してお客をおもてなし致しますので、それなりにお道具、お作法もその季節を表し、それなりに季節を演出しています。これぞ日本を代表する文化ではないでしょうか。自然に対する憧憬を日々の生活の中でより良い形で表現しようとしたのが禅に存在する自己改革と生活を楽しく豊かにする生活形態の創造があります。茶の湯の世界ではその場に居る人全員が茶を楽しんでいる様子を「一座」とよんでいます。お互いが尊重しあう「敬」の精神がないと「一座」は成り立ちません。お互いの存在を認めあうということは、お互いの個性を尊重し合うということですから、その本質は茶の社会だけでなく、世の中でも通用することですから、その心得を大切に生きていこうと思いました。