【裏千家茶道】美味しいお茶の点て方・茶筅の振り方など解説|茶人 松村宗亮の一客一亭
先日の茶道教室は先生が都合でお休みでしたので私達の自主お稽古になりました。皆さん、それぞれのお点前が何故か緊張感がとれて、それぞれとても流れの良い素晴らしいお点前が出来たようです。これぞ「日々好日」です。見栄を張り心を偽れば結果にも無理が生じます。好日とは何か特別な出来事があった日ではないのです。利休七則というものがあります。
茶は服のように点て。炭は湯のように置き。夏は涼しく冬は暖かに。花は野にあるように。刻限は早めに。降らずとも雨の用意。相客に心せよ。とあり、この教えは当たり前のことでありますが、その当たり前をやるのがいかに難しいことか、を利休は、当たり前のことは自分の素直な気持ちに即して生きること。と教えています。今日一日を振り返り、野に咲く花のように自分を飾らずに過ごせましたか、他人に不愉快な想いをさせませんでしたか、などなど答えが「はい」でしたら今日という日は「日々好日」です。野にある花のように自分を飾らずに過ごしましょう。🌸🌸